日々徒然

日々旅にして旅を住処と・・・
できるほどの金も時間もないけれど、お散歩も旅。
ほてほてのんびり歩きましょう。

芭蕉湯けむり紀行

2004-08-12 22:46:43 | 芭蕉紀行

2003年秋、11月初めに最上峡&鳴子峡&山寺の紅葉&温泉旅行に行ってまいりました。
このあたりは、かの有名な芭蕉が記した「奥の細道」ゆかりの地なので、「芭蕉湯けむり紀行」と気取ってみました。

東京を金曜日の夜行バスで出発、早朝に電車に乗り換えて最上川くだりの最寄り駅である古口にたどり着いたのは朝9時前。すべては霧に包まれています。10 時の舟下りの予定なのに、こんな天気で舟下りをしても何も見えないと心配になったのですが、駅にいた地元タクシーの人が、「今日はいい天気になる。10時の舟下りなら、霧も晴れて対岸の紅葉がきれいに見えるから大丈夫!」と請け合ってくれたので、ちょっと安心して船着場に向かって歩きだしました。

途中、最上川の土手を歩くも、やはりすべては霧の中。それでも徐々に霧が晴れてきて、うっすらと対岸も見えてきました。

船着場の入り口には、江戸時代を思わせるような立派な門構えが。船番所のイメージですね。入っちゃえばいかにも観光地チックではあるのですが、こんにゃくおでんなども売っていて、いい感じです。
出発までに少し間があったので、ゆべしなど購入。おいしいですよ。お勧め♪
お酒も売っていますから、冬だったら舟下りで雪見酒としゃれ込むのも悪くありません。

船番所のなかには、正岡子規の歌碑もありました。

9時50分。いよいよ舟下りに出発です。

  朝霧や 船頭うたふ 最上川     子規