新種目

オリンピックの新種目が決定された。
　
まず、綱引きが採用された。綱引きは、第一回のオリンピックで行われているから、復活と言っていいのだろう。会場は屋内競技場。選手は各チーム10名。体重別、男女別、男女混合の三つのパターンがある。問題のシューズは、開始直前に競技委員会から渡される。

　意外だったのが、「缶けり」が採用されたことだった。これは、IOCの委員長がやってみてはまってしまったらしく、各大陸の委員を集めてミニ大会をやってみたら好評を博し、満場一致で決定された。
　缶は、ウォーホールで有名になったキャンベルのものを使用する。シューズは、各選手が持ち込み自由ではあるが、制限はある。まず、缶を蹴る部分に金属を貼り付けてはいけないこと。そして、缶を蹴る部分の硬度は試合前に測定され、一定の数値内に収まること。

　そして、「玉入れ」。これはもう新種目というか、新競技と言っていい。使用される玉は、一般及び高校女子が使用している4kgの砲丸。これを地上から10mの高さに設置された鋼鉄製の籠(直径30cm、深さ1m)の中に、15個入れる。選手は各チーム5人。男女、体重、何の制限もない。砲丸を投げる位置は、籠の真下から半径10mの円の外からとなっている。

　今から楽しみだ。わくわくしてきた。