思いのまま

小石川植物園の梅園は残念ながら、見頃を過ぎたようです。随分と花は散っていました。本当に今年は花が早いです。うっかりするとアッという間に置いてきぼりです。でもこの「思いのまま」はまだたくさん蕾をつけていましたし、来週はもう一度逢えるでしょうか？

去年は梅とサンシュユの見頃が重なり、サンシュユの黄色と梅も白、淡い紅、濃い紅と梅園全体が色彩豊かでした。

↓これは去年の三月の写真です。





当たり前のことですが、花ってその年、その年で違う表情を見せますから一度として同じものはありえないのですね。
花との出会いも「一期一会」です。大事にしたいと思います。



1枚目 2007年2月24日
2枚目 2006年3月12日 小石川植物園

春の陽射しを浴びて ３

翁草（おきなぐさ）の蕾
ふわふわの産毛に包まれて、産毛は柔らかく光を帯びています。どうして春の草花って、こうも優しいのでしょうか。

2007年2月24日 向島百花園にて

春の陽射しを浴びて ２

よりそう土筆（つくし）
親子、恋人、おばあちゃんと孫、お兄ちゃんと妹、お姉ちゃんと弟？
池の近くにニョキニョキ生えています。土筆って見ているだけでホノボノします。和みます。童心にかえります。子供の頃、野原で土筆摘みをしたのが懐かしく思い出されます。しばらく食していませんが、ハカマを取って、ゆがいてごま油でいためてお醤油をたらして食べると、ちょっぴり苦くて美味しいのですよね。近所ではもうすっかり見かけなくなりました。

2007年2月24日 向島百花園にて

春の陽射しを浴びて １

木五倍子（きぶし）です。大きく枝を広げて花穂が光を浴びて風に揺れています。この姿を見ただけで、わざわざ風の中、出てきて良かったなと思います。





光の当たりかげんで綺麗な緑色のグラデーションを描いています。花は愛らしい釣鐘型。このような花穂が下に釣り下がるタイプの花って、シャラシャラと音が聞こえてきそうな錯覚におちいりませんか？ もう少しすると枝先に葉っぱが出てきますが、その姿も可愛いんですよ。

2007年2月24日 向島百花園にて

仲良きことは美しきかな

春です。あまり広いとはいえない百花園ですがメジロのつがいを二組見かけました。仲良く花の蜜をついばんでいました。寒緋桜が三本、二組がそれぞれ行ったりきたり。「ねぇ、あなた」「なんだい、お前」ってな感じです。



何せ、コンパクトデジカメのズームですので限界があります。思い切ってトリミングしてあります。

200年2月24日 向島百花園にて

名残の花

今年はもう秩父の節分草が咲き始めたと新聞に報じられていました。先週の土・日はどこも出かけられず、今週もう一度逢えるかなとヤキモキしていました。やはり萼はずいぶん傷んでいますが、まだ咲いていてくれて嬉しい。
「スプリング エフェメラル－春の儚い命－」多分、私にとっては今年最後の節分草になると思います。名残の姿です。

2007年2月24日 向島百花園にて

結晶の花

芹葉黄連（せりばおうれん）の花ってまるで雪の結晶のようですね。
上が雌花、下が雄花。春の草花は小さくて撮るのが大変。さらに今日は強風ときたもんだ。苦労しました。周りに人がいなかったので、地面に這いつくばりました。雑木林を散策していて、この花に出逢えたら幸せですね。私は今日はじめて小石川植物園で実物を見ました。

2007年2月24日 小石川植物園

ぼたんいろ

花の鉢植えを買いに花屋さんへ。春の花屋さんは色とりどり優しいパステルカラーがあふれています。チューリップにしようか、花かんざしも可愛いし、ピンクのストックも大好き。優柔不断な私は迷う迷う。すると深い牡丹色にひきつけられました。淡い色合いの数鉢の中に一つだけ牡丹色のオダマキが…。夢見る少女のようなパステルカラーも捨てがたいのですが、この日は麗しい大人の魅力に負けました。

2007年2月10日 自宅にて

一ヶ月経ちました

ブログを開設してようやく一ヶ月経ちました。

花の写真を撮りたくて2年前にデジカメを購入。それまではどちらかというとインドア派だった私があちこち出かける様になったのはカメラのお陰。ただシャッターを押すだけで「こんなに綺麗に撮れるのねー」と感動し満足してきました。


ところが、今日どういうわけだか突然梅の樹を前にして何だか写真の撮り方がわからなくなりました。自分はこう撮りたいと思うのに理想と現実のギャップ、肉眼とレンズの違い、カメラ機能に対する知識のなさ、そんな色々な思いや状況が脳に押し寄せ混乱したみたいです。

初めて真剣に「もっと上手くなりたい」と思いました。ただシャッターを押すだけではなく一歩前進したいと思いました。自分が何をどのように撮りたいのかは、まだ漠然としていますが、続けることで自分なりの何かが見えてくるかもしれません。このような前向きな気持ちになれたのもブログのお陰です。

まだまだ私には一眼レフは夢のまた夢ですが、いつかは手にしたいですねぇ～。

決意の表れを写真の大きさで表現してみました。頑張ります。

梅に酔う

振興センターの梅園も平日ということもあり、赤ちゃんと一緒の家族連れやご年配のご夫婦が目立ちました。いいなぁ、老夫婦が手を取り合って、花を見ている姿と云うのは、それだけで何と云うか胸を打ちます。



逆光好きの私は、花びらの透明感にうっとりです。



分かりにくけれど、細い紅に絞りが入っています。



ほんのちょっと前までメジロ君が二羽、羽を休めていました。何といってもこの時期のアイドルです。アイドルに気がついた人間が数人そろりそろりと近寄りましたが、アッという間に飛び去りました。つれないです。

2007年2月22日 花と緑の振興センター