クラシック音楽徒然草

ほぼ40年一貫してフルトヴェングラーとグレン・グールドが好き、だが楽譜もろくに読めない音楽素人が思ったことを綴る

ヴィオラ・ダ・ガンバの楽しみ ルネッサンスの調和とバロックの煌めき@2023.10.12ウエスタ川越

2023-10-16 13:41:45 | 演奏会感想
本日はPrism consort of violsによるヴィオラ・ダ・ガンバ三重奏です。


最初の曲はアルフォンソ・フェッラボスコ1世 「ドレミファソラ」


続いての曲目は
作者不詳 「我らの救い主」
ジョン・ボールドウィン 「ブラウニング」
バッハ 無伴奏チェロ組曲第1番より サラバンド
マラン・マレ 組曲ト長調(ヴィオル曲集第4巻)より カプリス
ウィリアム・バード 3声のファンタジア 第2, 1, 3番
作者不詳 「私の愛する人が」
作者不詳 「素敵な男たち」
作者不詳 「私はドイツの出身」
オーランド・ギボンズ 3声のファンタジア第4番

トマス・トムキンズ 3声のファンタジア第9番
ヘンリー・パーセル 3声のファンタジア第3番
クリストファー・シンプソン 組曲ニ長調

でした。

もともとブランデンブルクの中でもシブい6番が一番好き、という趣味なので、ヴィオールの響きは最高!
優しく、美しく、かつ奥行が深い。
しかも弾くのはたいへん簡単なのだそうだ。
多少の心得がある人ならば30分もやれば何とか弾けるようになり、合奏を楽しめるのだとか。

かくも素晴らしいヴィオール族が近代になって捨てられたのはなぜか?
おそらく、そのモヤッとした柔らかさが、なんでも白黒つけたがる近代人の趣味に合わなかったのだろう。
しかし、ヴィオール族をはじめとするピリオド楽器の復活は近代の終焉を予告しているのである。





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