読書のすすめ

日々の読書感想文

GHQ焚書図書開封2 西尾 幹二 著 2008.12.31

2019年06月08日 14時39分21秒 | Atsushi
GHQ焚書図書開封2
西尾 幹二 著 2008.12.31

《読む目的》過去を知り今を考える
《お勧め度》★★★★☆
《発見》情報操作も戦術であるからこそ正しい情報が重要である。

《ポイント》
◼︎焚書 ふんしょ
流通している書物を止めてしまうこと。廃棄してしまうこと。

◼︎第一章 従軍作家が見たフィリピン戦場最前線
・そもそも日本兵はアメリカ兵を見たことがなかった。これは向こう側も同じです。今のような出会いの多い状態になると、なかなか戦争はできません。
・日本は昭和18年フィリピンの独立を承認します。ところが終戦後、アメリカは再びフィリピンの独立を認め、アメリカがフィリピンに独立を与えたというかたちにした。

◼︎第ニ章 「パターン死の行進」直前の状況証言

◼︎第三章 オランダのインドネシア侵略史①
・ヨーロッパ諸国は、戦争をすることにおいても合理的だけれども、戦争をやめて手を結ぶことにおいても合理的です。自分たちの利益になると思えば、すぐ戦いをやめて手を結ぶ、したたかさを持っている。
・国際化、インターナショナリズムは、それまで平穏だった東南アジアや東アジアへ身勝手な嵐を吹かせることだった。

◼︎第四章 オランダのインドネシア侵略史②
・日本はイギリスの協力によって日露戦争を戦い幸い勝利します。その一方でオランダをインドネシアでアチェと40年間も戦わせ衰退させた。そして、アメリカと手を結んで日本を叩く。結局のところ、20世紀はイギリスにしてやられた歴史といってもいいのではないか。

◼︎第五章 日本軍仏印進駐の実際の情景
・仏領インドシア 今のベトナム、ラオス、カンボジアあたり。
・三国同盟と日本の仏領インドシアとはワンセットであった。ヨーロッパ戦線におけるドイツの対仏勝利の結果、中国の蒋介石軍への軍事物資援助ルートを遮断するため、仏印に進駐することをフランスが受け入れた。これに対してアメリカが猛烈に反発し、在米日本資産凍結に踏み切った。

◼︎第七章 人権国家フランスの無慈悲なる人権侵略

◼︎第八章 アジア侵略の一全体像①
・開戦前 英仏米ソの4ヶ国の領土が地表の58%だった

◼︎第九章 アジア侵略の一全体像②
・侵略の4段階とは何か
①侵略の第1ステップ
ポルトガルやスペインが暴力一点張りの手段で強奪した時期。奴隷貿易などを主体に侵略行為をした。
②侵略の第2ステップ
ポルトガルやスペインに対抗してオランダ、イギリス、フランス、ロシアが参加した時期。国家を代行する貿易会社あるいは商社が先頭に立って侵略行為を行う。東インド会社は軍隊を持っていた。
③侵略の第3ステップ
傀儡政府づくりの時代。侵略しようとする植民地に「独立」「自治」のニンジンをぶら下げて傀儡政府を作り上げ操る。
④侵略の第4ステップ
「合衆国」「連邦」という名目で色々な国を自国の勢力図に組み入れ支配する。

◼︎第十章 「太平洋侵略史」という6冊本シリーズ

◼︎第十一章 大川周明「英米東亜侵略史」を読む

◼︎第十二章 「米本土空襲」という本


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