成功読書術 土井英司著 2005.4.10
《読む目的》成功の読書術を学ぶ
《お勧め度》★★★★☆
《発見》情報を集め、情報を整理し、新たな価値を生み出す。
《ポイント》
序章 読書について・よい本との出会い方
◼︎良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである
①著者の経歴を見る。
②読む価値がある場合は、
著者が一番得意とするはずの内容を目次から探し出し、その部分を拾い読みする。
③ここが面白い場合のみ、購入する。
第1章 人間探究の書
◼︎「人を動かす」デール・カーネギー
・人は自分を重要なものと思いたがっている
◼︎「人間性の心理学 モチベーションとパーソナリティ」A・H・マズロー
・人の欲求を述べることは、人生の本質を語ること
◼︎「影響力の武器」ロバート・B・チャルディーニ
・人を動かすには、心の引き金を引きさえすればいい
◼︎「思考と行動における言語」S・I・ハヤカワ
・人間の思考や行動は、言語によって支配されてる
◼︎「ホモ・ルーデンス」ホイジンガ
・人間は「遊ぶ」存在である
◼︎「情報の文明学」梅棹忠夫
・人類の産業史「いわば有機体としての人間の諸機能の段階的拡充の歴史であり、生命の自己実現の過程である」と喝破した。
・工業時代に作られた経済学は、その見直しが必要である。情報産業において「原価計算は成立しない」と主張し、独自の「お布施の原理」を提唱した。
◼︎「私はどうして販売外交に成功したか」プランク・ベトガー
・販売は、情熱をともなった人間科学である
・スケジュールをしっかり立てる
「成立者の大部分は、自分の時間に対して非常に厳格な態度をとっています。」
◼︎「ビジネスは人なり投資は価値なり ウォーレン・バフェット」ロジャー・ローウェンスタイン
・「人」と「価値」に注目することが投資の極意
・エマーソンのマキシムを暗唱
「偉大な人物は、群集の中にあり孤高の精神を持ち続けることができる人物である」
◼︎「相場師一代」是川銀蔵
・学ぶことで洞察力を磨き、行うことで勝負勘を養う
・無一文になった著者は、家族5人と嵐山に引きこもった。常人離れしているのは、日銭のために働くこともせず、3年もの間、図書館に通ったことです。
◼︎「人生と財産」本多静六
・理屈ではなくて、実際。計画でなく、努力。(明治の大富豪)
①財産を築くための心構え
②学問や仕事に対する姿勢
③人生設計の考え方
「金儲けは理屈ではなくて、実際である。計画でなくて、努力である。予算でなくて、結果である。その秘伝はとなると、やっぱり根本的な心構えの問題となる」
◼︎「人間における勝負の研究」米長邦雄
・勝つための大原則は、悪手を指さないこと
「勝利の女神に好かれる」ための基本として、著者が説くのは、人間の知識や論理では解明できない「不可解な力」を感じたときに、無視せずに認めること。
第3章 教えを実践した経営者たち
◼︎「プロフェッショナル マネジャー」ハロルド・ジェーニン&アルヴィン・モスコー
・「経営はまず結論ありき」ユニクロ柳井正
◼︎「お客さまがまた来たくなるブーメランの法則」ファーガル・クイン
・「無知の知」こそが真の顧客志向にいたる道
◼︎「経営者の条件」P・F・ドラッカー
・成果をあげることは、ひとつの習慣である
「自らの知識あるいは地位のゆえに、組織の活動や業績に対し、実質的な貢献を行うべき知識労働者は、すべてエグゼクティブ」
①エグゼクティブの仕事は、成果をあげることである
②成果をあげることは修得できる
あとがき
今回の執筆は、ひと言で言えば、自分かこれまでに読んできた約1万冊の集大成であり、知恵の体系化です。
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