認知症~気ままなひとり言

認知症の介護を終えて
18年間の介護生活を振り返って~

夜更かしする母

2008年11月29日 15時24分27秒 | Weblog
 毎晩、夜更かしをする母

日付が変わる間際まで、眠らない日々が続いています。

眠りにつくまで、ひとりごと、ぶつぶつ・・・・

誰かと会話をしていたと思ったら、急に怒り出したり、毎夜の出来事に、

今では、すっかり馴染んでしまった私です。

痴呆になった頃、このような状況が理解できず、毎晩悩まされていました。

一人で心細く、涙を流したことも・・・・

振り返って見れば、なんでもないことなのに、あの頃は、理解できなかった自分が、

愚かに思えます。

今では、右から左へスルー・・・だけど・・・でも、早く眠ってほしい

母が寝るまで、入浴できないのが、ちょっとツライ

のんびりと、アロマテラピーでもしたいのに、できない。

今日から、2日間、ショートスティ

わんちゃんと散歩していたら、庭にできていたゆずを、たくさんもらったので、

今日は、ゆず風呂にして、ゆっくりしたいな 

 
 応援ポチッとよろしくネ
   
にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大事にならなくて良かった

2008年11月26日 22時49分32秒 | Weblog
 3週間ほど前に干した柿が出来あがったようなので、ひとつ試食してみました。


見た目は悪いですが、食べると甘くておいしかったです。

このぐらいが、食べごろかな? 



 先週の土曜日、ショートスティ先で、車椅子から立ち上がろうとして、

転倒したそうで、私に連絡があったのが、月曜日の朝でした。

連絡は早くにするとのことであったのに、また遅れていました。

いつも同じことの繰り返しで、注意をすれば、今後このようなことがないように

しますと、返事だけはいいのですが・・・・・

今年になって、何度苦情を言ったことでしょうか 



 転倒した時には、少し痛がっていたようですが、

すぐに歩いていたので、大事に至らなかったようでしたが・・・・


昨晩、早朝・・・2時半ごろ、痛い、痛いと悲鳴のような叫び声で、私は目が覚めました。

どこが痛いの?

足が痛い、足が痛い、と前に骨折した箇所をさすっていました。

足を曲げても、真っ直ぐにしても、触っても痛がっていました。

私は焦りました。

もしかして、ショートスティで転倒した時に、ヒビがはいったのか?

まさか今頃になって、骨折の痛みなのか?

どうしたらいいのか・・・・・救急車を呼ぶ・・・?

熱はなく、ただ足の痛みを訴えて、動けない様子でした。

私はどうしたものか、焦るばかりで、しばらく様子を見ることに、

痛いのに我慢してね・・・・・


痛いの我慢するのは、つらいけれど  


母は、痛いといいながらも、「南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」と言ったり、

弘法大師さんのお経を唱えたりしていました。

途切れ途切れではあったものの、痛みの中お経を唱えるなんて、驚きました。

痴呆が進んでも、お経は忘れていないようでした。

苦しい時の神頼み?なんでしょうか?

昔から、何か痛みなど困った時には、いつも弘法大師さんにお願いしていたようです。

今でも、その思いは、忘れていないようでした。


4時過ぎまで、痛みを訴えていましたが、その後、痛みとともに、眠ったようで、

母の顔を見ると痛みに耐えているかのような顔で、眠っていました。

すぐに起こすよりも、自分の意思で目覚めたほうがいいと思い、

母が目覚めるまで、待ちました。


10時ごろに目が覚め、足の痛みはなかったので、ゆっくりと立ち上がらせ、そのまま

歩き始めたので、大丈夫なようでした。


普段と変わらないので、お昼前にデイサービスに行くことに

デイサービスでも、痛みはなく元気で過ごしたとのことでした。

何もなく良かった~


あの時の、痛みはなんだったのかな 

でも、今日も元気で過ごすことができて良かった、良かった。



応援ポチッとよろしくネ
    
にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ




















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

老人の一人暮らし

2008年11月24日 23時52分06秒 | Weblog
 今夜はシンシンと冷えて寒くなってきました。

温かいミルクティーを飲みながら、更新しています。

これにケーキがあれば最高なんて思いながら、書き始めました。


  昭和30年代後半の話に戻って・・・・・

私が小学生の時、とても悲しい思いをしたことですが

ご近所に一人暮らしのおじいさんがいました。

当時12年ほど前に、おばあさんを亡くし、子供さんがいなく、

一人で暮らしていました。

年齢は70歳ぐらいだったか?忘れましたが

おじいさんに、母は、とても可愛がってもらったそうです。

母は、父親を早くに亡くしているので、父親のような人だったそうです。


おじいさんも、だんだん寂しくなってきたのでしょうか、

ひとりごとを言ったり、精神的に疲労が重なってきたのか

周りからは、頭がおかしい、きちがい(言葉が悪いですが)になったとか・・・

言われ始めたそうです。


いつの日か、そのおじいさんは、精神病院へ入れられたそうです。

それは、誰がそのようにしたのかは、わかりませんが、

私は、母がとても嘆いていたことを覚えています。

当時も役所の人がしたのか、どうかわかりませんが


しばらくして、両親がおじいさんの入院している精神病院へ面会に行きました。

おじいさんはとても喜んでいたそうですが、

「なんでワシが、こんなところに入れられないといけないのか

   ワシは、きちがいじゃない」

と、泣いていたそうです。

身内のいないおじいさんには、引き取ってもらう人がいないので、

どうすることも出来ないことでした。

母もとても辛かったと思います。


病院に入れられて数ヶ月後、おじいさんは亡くなったそうです。

この話を聞いたとき、子供心にとてもショックでした。


 当時おじいさんは、痴呆になりかけていたのでは、ないかと思います。

今のように、認知症なんて病気がなかったので、頭がおかしいと言われていたのでしょう。

かわいそうだったおじいさん・・・・

自分の意思で入った病院でないので、かわいそう過ぎます。


当時は、医学も発達していない時代だったので、認知症なんてわからなかったこと

今、思い出してもかわいそうです。

あの頃のことを思い出しながら、書いていますが、

今も切ない思いです。


応援ポチッとよろしくネ
   
にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ














コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

干し柿

2008年11月24日 13時18分44秒 | Weblog
 朝からお天気が悪く、雨がシトシトと降っています。


2週間前に、柿を吊るして干し柿を作っています。

だいぶやわらかくなって、もう少しで食べれそうです。 

昨日は、第2弾?の柿を剥いて吊るしました。

4年前に、ご近所の方に干し柿をいただいてから、手作りの良さに惹かれ

3年前から作っています。


カラスがカァ~カァ~となくたびに、気になってのぞきにいったり、

それが少し大変ですが、出来上がった時のうれしさ・・・・・

買って食べるより、出来上がっていく楽しみが、これまた最高

干し柿は、母も大好きなようで、いつも喜んで食べています。

この季節に出来る楽しみ・・・干し柿作り・・・・

買ったほうが見た目が綺麗で、おいしそうなんて言わないでネ

手作りの柿もおいしいですよ 


楽しい柿作りでした
いつも応援ありがとうございます、ポチッとネ
     
にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ














コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徘徊の怖さ!

2008年11月21日 09時37分56秒 | Weblog
 今日は昨日と違って、少し温度も高く寒さも和らぎ、

少しだけ過ごしやすい朝でした。

ちょうど4年前の今頃のできごとについて・・・・


 2004年11月の話にもどって・・・・

それまで、家に帰りたいは、毎日のように続いていましたが、

一人で家に帰りますと言って、そのまま朝にちょっと出かけてしばらくして、

もどってくるのが、ほぼ毎日のように続いていた2002年のことですが、

その後、徘徊?とは無縁の状態だったので、安心していました。

安心しきっていたので、私は、自分の部屋で寝ていました。

ある日、7時ごろ目を覚まして母の部屋をのぞいたところ、母の姿が見えません。


    いなくなった・・・・・・

私は慌てました。

長い間、徘徊は起こらなかったので、安心していたのに・・・・

どうしよう!

今までとは違う

前の徘徊だったら、しばらくすると戻ってくるので、あまり心配することも、

なかったけれど、あの時以来、2年の月日が流れているので、私は、焦りました。

母の服装は、パジャマに素足のまま靴を履いて出ている。

寒いのに、風邪をひく・・・

朝は肌寒いので、このまま長い時間見つからなかったら、どうしよう

私は慌てていたので、パジャマ姿のまま近くの派出所へ、届けに行き、

その後近所の人にいなくなったことを伝え、仕事に行く人たちは、駅前を注意して

見ておくとのことで、お願いしました。

私は一度、家にもどって服を着替え、そのまま探しにいきました。


最近近くの電柱に、お年寄りの行方不明の貼り紙があり、早く見つかればいいのに

と思いながら見ていました。

この方も認知症で徘徊をしてどこかへ~



今度は母の番?

そんなこと・・・・

どうしよう~

早く見つかりますようにと、神様に祈る思いでした。

私は何をどうすればいいのか、ただ焦るばかり・・・・

もしものことがあったら、私は一生後悔する

何で2階で寝ていたのだろうか・・・・

どうして、母の隣で寝なかったのだろうか・・・・

私は毎朝、5時に目が覚めるので、安心し過ぎたようでした。

ほんの少しの気の緩みが、大きなミスを起こしてしまうことを・・・・・


しばらくしてから、警察から連絡があり、○○病院で見つかりました。

えっ!病院で~

まさか・・・事故? そんなこと

何かあったの~  どうしよう~

目の前が真っ暗な状態

冷静に対応しなければ・・・・・

警察の方の話を聞くと、

パジャマ姿でウロウロしている母を、この病院の夜勤明けの看護婦さんが、

見つけ、もしかしたら自分の病院の患者さんかも知れないと思い、

病院へ連れて行ったそうです。

病院の患者さんでないとわかり、警察に届けてくれたそうです。

警察の方から、元気ですから安心してくださいと、言われた時、涙が出ました。

病院まで迎えに来てくださいと言われましたが、

送っていったほうが早いので、送りますとのことでした。


2度目のパトカーでのお帰りでした。 

近所の方も良かったね~


    ある人がどこへ行ってたの?

      家に帰って来たの・・・・

   何もなかったかのように答えていました。

母の体は芯から冷え切っていました。

その後入浴をさせて、もう一度寝させました。

母が眠っている間、涙が止まりませんでした。

もし、見つかっていなかったらと思うと、生涯の後悔になっていたことでしょう

見つけてくださった、あの看護婦さんに感謝、感謝でした。

その後、看護婦さんにお礼の挨拶に伺ったところ、

いつも、すれ違いでお会いすることが、出来きませんでした。


この時をきっかけに、母の隣で寝ることになりました。

徘徊の恐ろしさを実感した私でした・・・・

この日を最後に徘徊が終わりました。


これからは、また新たな問題が出てくるのでしょう


応援ポチッとネ
 

にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ


































コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする