認知症~気ままなひとり言

認知症の介護を終えて
18年間の介護生活を振り返って~

母と私・・・・二人だけ

2008年08月30日 11時23分11秒 | Weblog

  アルツハイマー(当初)と、診断されて、6年以上の歳月が過ぎましたが、

診断される1年ぐらい前から、兆候は見え始めていました。

物忘れが始まったり、何度も同じことを言ったり聞いたり、料理を作っても、とんでもない味になっていたり、

それは、年齢からくる物忘れだと思っていました。

当初(8月5日)の「発症のきっかけ」に記したようなことがあって、初めておかしいと気がつきました。

それまで、元気で社交的だった母は、ご近所の皆さんと仲良く、買い物に行ったり、食事に行ったり、

孫の面倒を見たり、充実した日々を送っていました。

兄が亡くなってから、母の人生が大きく変わってしまいました。

何事にもやる気がなくなり、人との接触もなくなり、家に閉じこもってしまいました。

アルツハイマーと診断されてから、人の見る目が変わってきました。

初めの頃は、ご近所さんたちも、何かあった時には、助けてくれましたが、いつの日か

徐々に仲良くしていた人達が、距離を置くようになっていきました。

痴呆になった人間は、相手にされなくなりました。

今は元気でも、先のことはわかりません。

母も私も、兄があの若さで死ぬとは、思ってもいませんでした。






このブログは、アルツハイマーと診断されたその日から、現在と過去を交えながら、書いています。

私は、過去に起きた出来事を、昨日のことのように覚えています。

その記憶を元に書いています。

他の方のブログを見ていると、認知症の介護で心がけていることは、

笑顔で対応していると、書かれていました。

母と私の1対1の向き合った介護で、毎日イライラすることが多く、

心の余裕がない、私には笑顔で対応することは出来ません。


   いつも思うことは、
               もう一人誰かいてくれたら・・・・・




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パトカーでご帰宅・・・・

2008年08月28日 20時41分19秒 | Weblog
 2002年 夏 

ある朝、5時に目が覚めた私は、まだ早いので、再び眠ってしまいました。

目が覚めたときには、8時を過ぎていました。

ギャ!しまった!

寝過ごしてしまったと、思いきや、母の姿が見えません。

あれれ・・・どこに行ったの・・・

え~~~まさかの徘徊?

何かあったら、どうしよう。

近くを探し回ったのですが、いません。

しばらくすると、警察から電話があり、母を保護していると連絡がありました。

良かった、無事だった。


今から、車で送りますと言われたので、しばらく待っていたら、パトカーに乗って帰ってきました。

え~パトカーで帰ってくるなんて~ 恥ずかしい~

その後、事情を聞かれ、アルツハイマーであることを伝え、現住所や戸籍も聞かれました。

アルツハイマーであることを、記録しておきますとのことでした。

警察の方が、派出所がある場所をよく知っていましたねと、言われましたが、

過去のことは、完全に忘れたわけでもなく、その場所には、30年ほど前、○○警察署が、あった場所なので、記憶に残っていたのです。

もう、これからは二度寝入りは、やめよう。 反省の一日でした。

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母の癒し????

2008年08月26日 08時34分03秒 | Weblog


我が家のワンチャンです。
生後45日の写真ですが、
現在は、9ヶ月になっていますが、この少し下向いた横顔が好きで、
壁紙に使っています。

人懐っこいので、皆に可愛がってもらえて、うれしいです
特に、デイサービスのお迎えが来ると、ジャンプして喜んでいます。

犬は、癒しになると聞いていたので、母の癒しになればと思い、我が家に迎えました。

でも、「お母さんよりも、娘さんの癒しになっているのでは???」

特養の職員さんに言われました。

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介護保険制度について

2008年08月24日 12時05分37秒 | Weblog
 2002年当時の介護保険制度について

当時、痴呆に対する認識が低く、健康で徘徊をする母に、介護度1の認定が

決定されましたが、

私自身の生活や将来の不安など、抱えている問題が多く、納得できませんでした。

施設に入所するには、申し込み順でした。

どこの施設にも、150人前後の申し込みがあり、入所するには、3年ぐらい待ちと言われていました。

他人は、「人に迷惑かけないうちに施設に入れなさいとか、
     仕事もしないで、親に食べさせてもらって、結構な身分や」とか、一部の心無い人に言われましが、

施設の入所が順番待ちである為、私には、どうにもならない状況でした。

徘徊する母を、一人にして私は仕事にいけるのでしょうか?

行方不明になったり、火事を出したり、何をするかわからない母を一人にして

そんなこと出来ません。何か起こったとき、生涯、後悔することになります。

もっと、痴呆に対する考えを見直してほしい、身体介護もとても大変ですが、

徘徊をすることが、どんなに大変なのか、わかってほしい。

施設の入所を申し込み順にしないで、その人の家庭環境や状態を重視して、

見直してほしいと、何度も役所に訴えましたが、所詮他人事です。

役所の人も、介護制度があまり、わからなく返答に困っていました。

右足の踵を、左ひざにおいて、パソコンをしたりする人がいたり、

介護係長なんて、暇すぎてすることがないのか、机に向かわず、横向いて、あくびをしながら、鼻をほじくっていました。

人がこんなに苦労しているのに、鼻をほじくる暇があるなら、
「もっと、介護の勉強をしろ!」と、怒鳴りたかったぐらい腹が立ちました。



数年後、介護制度の見直しがあり、痴呆症も重視され、施設の入所の、順番待ち制度も、改善されました



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いい加減にしてよ・・・・

2008年08月23日 10時36分22秒 | Weblog
 真夏の暑い盛りに、相変わらず、紙袋を両手にさげて、出て行く姿に、

時には、追いかけて行き、ゆっくりと言い聞かせても、聞く耳持たず、

周りの人に変な目で見られて、自分の無力さに、惨めになるだけでした。

やはり、好きなようにさせるしか仕方ありませんでした。

そんな時、また同じ人から、町内会長さんに相談して、施設を紹介してもらいなさいと、言われました。

私は、会長さんと挨拶以外言葉を交わしたことがなかったのですが、

その人が会長さんに報告されたようで、

会長さんから、電話があり、お母さん調子が悪いと聞いているけど、良かったら、

施設紹介するよ、と言われました。

会長さんは、○○党の方だったので、顔が広く、すぐに手配されて、奥さんから、

1週間ほど待てば、施設に入れますと、連絡がありました。

何でそんなことするの?  

誰が施設に入れるから、紹介してくださいと、言ったの?

何で、勝手に話を進めていくの?

私の知らないうちに、どんどん話が進んでいるようでした。

私がどうしようもなく、困り果てて、助けを求めているなら、とてもありがたい気持ちですが・・・・・

私の為にと思っているのか、どうかわかりませんが、他人事ですから・・・

私の家族のことです。

私の母親です。

私が決めることです。

いい加減にしてください。そんな気持ちでした。


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