
ベッドから車椅子への移動の難しさ・・・・
病院では、スムーズに出来ていたことが、自宅では出来ないもどかしさに
毎日イライラが、出てきました。
母の体重は軽くても、動かすにはかなりの重量となり、私一人の力では、
とても大変になってきました。
そんな慣れない日々を、過ごしながら、過ぎ去った日々を思い出しました。

不安な日々を過ごしていたこと
そして、一番悩まされていたこと
徘徊・・・・・
徘徊には、ずいぶん悩みました。
まだまだ、痴呆も軽度で、足腰もしっかりしていたので、
自分の気の向くまま、家に帰りたいと言っては、そのまま出かけていったり、
朝早く(5時ごろ)には、もう出かけてしまって、帰ってくるまで、
心配で、事故に遭わないように願うばかりでした。
何度か警察に保護されて、パトカーで帰ってきたり、
毎日、ゆっくりと、眠れなかったり、睡眠不足が続き、
もう?いつになったら、徘徊がおさまるの?
このまま、どうなるの?
私は、死にそう???なんて、思ったりしました。
現在は、痴呆もかなり進み、2度の骨折により、歩行も不可能になり、
今度は、身体介護に、日々悪戦苦闘をしています。
日一日と、痴呆は進行していくものですが、
気が付けば、ここまで進行していたことに、時間の過ぎるのが早いこと。
徘徊をしていたのが、つい最近のように思えます。
あの頃は、まだ元気でしっかりしていたのに、今では、自分の名前も、
出てこなくなっています。
徘徊をすることは、元気なこと、
体がしっかりしているから、足が丈夫だから、歩けるから出来ること。
こんなこと言ったら、いま徘徊で悩まされている方に、お叱りを受けるかもしれませんが・・・・
私には、あの頃が、懐かしく思えてきました。
当時は、涙が出るほどツライ日々もありましたが
過ぎ去ってみれば、あんなこともあったんだなぁって思います。

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