goo blog サービス終了のお知らせ 

認知症と向き合って

認知症の介護を終えて
18年間の介護生活を振り返って~

人間って勝手?

2009年02月16日 09時52分22秒 | Weblog
 退院してからの、生活環境になれない私ですが・・・

ベッドから車椅子への移動の難しさ・・・・

病院では、スムーズに出来ていたことが、自宅では出来ないもどかしさに

毎日イライラが、出てきました。

母の体重は軽くても、動かすにはかなりの重量となり、私一人の力では、

とても大変になってきました。

そんな慣れない日々を、過ごしながら、過ぎ去った日々を思い出しました。


 認知症と診断された時には、これから先、どうなっていくのだろうかと、

不安な日々を過ごしていたこと

そして、一番悩まされていたこと

      徘徊・・・・・

徘徊には、ずいぶん悩みました。

まだまだ、痴呆も軽度で、足腰もしっかりしていたので、

自分の気の向くまま、家に帰りたいと言っては、そのまま出かけていったり、

朝早く(5時ごろ)には、もう出かけてしまって、帰ってくるまで、

心配で、事故に遭わないように願うばかりでした。

何度か警察に保護されて、パトカーで帰ってきたり、

毎日、ゆっくりと、眠れなかったり、睡眠不足が続き、

もう?いつになったら、徘徊がおさまるの?

このまま、どうなるの?

私は、死にそう???なんて、思ったりしました。


現在は、痴呆もかなり進み、2度の骨折により、歩行も不可能になり、

今度は、身体介護に、日々悪戦苦闘をしています。


日一日と、痴呆は進行していくものですが、

気が付けば、ここまで進行していたことに、時間の過ぎるのが早いこと。

徘徊をしていたのが、つい最近のように思えます。

あの頃は、まだ元気でしっかりしていたのに、今では、自分の名前も、

出てこなくなっています。


徘徊をすることは、元気なこと、

体がしっかりしているから、足が丈夫だから、歩けるから出来ること。

こんなこと言ったら、いま徘徊で悩まされている方に、お叱りを受けるかもしれませんが・・・・


私には、あの頃が、懐かしく思えてきました。

当時は、涙が出るほどツライ日々もありましたが

過ぎ去ってみれば、あんなこともあったんだなぁって思います。



にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ
にほんブログ村



コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 慣れない介護 | トップ | 介護認定の更新 »
最新の画像もっと見る

4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (小豆)
2009-02-16 18:57:41
重みのある言葉です。
あみんさんは、本当に一生懸命介護してみえたんですね。
そんなあみんさんだから、言えることですね。

私は、見えない未来に怯えている状態ですが、いつか そんな風に思えるように 母と関わっていきたいと思いました。
返信する
Unknown (元気ママ)
2009-02-16 19:32:12
たしかに過ぎ去って思うこと多いですね。

渦中にいるときは
イライラしたり、悲しんだり
未来を考えると暗くなったり

でも、終わると
あっけない。。
私、今もちゃんと介護してあげてなかったと
悔やむときがあります。

あみんさんはほんま、やさしいんやね。
返信する
小豆さま (あみん)
2009-02-17 16:33:24
一生懸命になっている時は、先行きが見えなくて、
とても不安な日々を送っていましたが、
毎日、頑張っているといつの間にか、
過ぎていきました。

振り返れば、とても短い期間のように
思えました。
小豆さんも、今一番辛い時だと思いますが、
いつの日かあんな日もあったのだと思える日が
きますよ。
今は、とてもそんな余裕ないと思いますが、
後悔のないように頑張ってください。
返信する
元気ママさま (あみん)
2009-02-17 16:36:09
そうなんですよね。
過ぎ去って見れば・・・・
あ~、早かったなんて、
後悔のないように、これからも、
頑張っていきたいですね。
いつも、ありがとうございます。
返信する

Weblog」カテゴリの最新記事