お気楽王の日記

お散歩、うまいもの、インテリア、本、サッカー・・・
いろいろお気楽レビュー♪

マンガ・チェーザレ 4巻

2009年10月20日 | マンガ
チェーザレ 4―破壊の創造者 (KCデラックス)
惣領 冬実
講談社

このアイテムの詳細を見る



ついにチェーザレの妹・ルクレツィア(11歳)登場。
兄チェーザレ大好きすぎの美少女。


ここでスペインの歴史。
ローマ帝国はポエニ戦役後スペインを属州として統治していたが
やがて終わりをつげ、西ゴート王国に。(ゲルマン系)
それもイスラムの侵略を受けるがレコンキスタ(国土回復運動)により
ほとんどがキリスト教主国になっている。(アラゴン王国、カスティーリャ王国)

ところでボルジア家はスペイン・バレンシア出身だけど
イタリア貴族である。
もちろんスペインに領土があるけど有力貴族はローマに住むし
子息はローマで勉強を学んだり、イタリアの有名大学で勉強をする。
スペイン王家ではない、イタリア有力貴族(古代ローマでいうところのエクイタスかな)なのです。

女の子は政略結婚するしかなかったようで、ルクレツィアはすでに
ヴァレンシアのセンテーレス家に嫁ぐことが決まっている。

ここでチェーザレはルクレツィアにラテン語を習得するように言います。
古代ローマだと貴族の子息はギリシア語をギリシア人から習ってましたが
15世紀はラテン語が英語のような共通語として使われていたようです。

アンジェロの指揮の下、織物工場が完成間近の時に放火されてしまう。
犯人はドメニコ会を装っているが別のようだ。

チェーザレはアンジェロに頼み、ピサの祭りに出かける。
活気あるピサの市民のお祭りや
市民に門戸を開いているメディチ家、フィオレンティーナに改めて感銘する。
ここでルネッサンス(古代復興)という話がついに出てきました!

若きチェーザレは貴族でありながら、市民のことを考えています。
そんなわけでフィレンツェの共和制に興味があるようです。

そして暗殺者が近づいてきました・・・

最新の画像もっと見る