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マンガ・三国志 2巻

2008年12月23日 | マンガ
三国志 (2) (潮漫画文庫)
横山 光輝
潮出版社

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義勇軍として戦う劉備
黄巾賊は全て征伐されたが官軍ではないため城のお祭りに入れてもらえない。
城外で恩賞を待ち続けていると片田舎の警察署長を任されることになったが
田舎村の役人では義勇軍は養っていけないため解散となる。
張飛関羽の義兄弟だけ伴って安喜県に入る。

治安も良くなり、民からも慕われる劉備
そこへ帝の使者、監察官が現れ、監査をおこなうという。
わがままを言っては傍若無人な使者は実は賄賂をねだりにきただけ。
大志を抱き、命をかけて戦時に功をたてながら
小さな村の役人では満足もいかないし、あげくに賄賂とは。
劉備は自ら職を辞し、官軍から追われる身となる。

3人は身をかくすため、いったん別れ、後に五台山で集まることにした。
劉備は母のいる故郷に帰ってくるが大事をなすまで帰ってはいけない、と
追い返されてしまう。

黄巾賊以後、十常侍という10人の漢の大臣が悪政をおこない、
先の使者のように賄賂が地位の低い者まで横行していた。
不満を持つ者が反乱をおこしだした。

帝の后の一人、何后はもう一人の后である王美人を殺害。
残された協皇子を帝の母に預け、自分が生んだ弁皇子を皇太子にする。
帝が急逝し、十常侍何后の兄で将軍の何進から殺害される。
このまま十常侍全員を殺し、甥である弁皇子を帝にたて天下を取ろうとする何進
何進は宮廷の兵士と戦うために、地方の英雄と言われる人々を呼び寄せ、
次々に城外に集まってきた。
妹の何后に呼ばれ、城内にきたところで何進将軍は殺害され、
この騒動に乗じて城外で待機していた董卓が宮廷に攻め込む。

城外に集まっていた他の武将の丁原に天下を取ろうとする董卓の策略を見透かされ、
批判されたために殺害しようとするが、養子の呂布に何度も阻まれる。
呂布は弓の名手。
どうしても自分の見方にしたい董卓は部下で同郷の李粛に名馬・赤兎馬を手土産に
呂布を説得し寝返らせることに成功。

董卓は現帝王を廃し、陳留王を帝とし、後継者として宮中に入る。
何后弁皇子は殺害される。
董卓の暴挙が始まり、密かに高官たちは集まり、曹操は自ら董卓を殺害すると公言。
しかし曹操は失敗し、途中であった公台と逃げることになった。
父の知り合いにかくまってもらうが、董卓に密告されたと勘違いして
家のもの全員殺してしまう。
曹操は何食わぬ顔をして実家に帰り、嘘はったりをかましながら兵を集めだす。
国を憂いていた各地の兵士がどんどん集まっていく。

ついに曹操がでてきました。
曹操もお金持ち出身じゃなくて、下っ端役人の息子だったみたいです。
強引でずるい性格のおかげで中央の役人になって、どんどん出世したそうです。

劉備が善、曹操が悪で、三国志は勧善懲悪の話なのかというと
実はそうでもないみたいで、曹操だって英雄であることは間違いないんだそうです。
ただ、横山版三国志は「三国志演義」を描いていて、
三国志が魏(曹操)が政党王朝として書かれているのに対し、
三国志演義は後世、劉備を善、曹操を悪として描かれたために
大衆芸能として広く語られた物だそうです。日本に入ってきたのもこの三国志演義。

レッドクリフは曹操を単なる悪として描かず
悲哀なんかも感じましたが、一般的に曹操は悪役だそうです。
2巻の曹操のエピソードも恩人を皆殺しにする、ひどい奴って扱いです。


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