キリスト教徒にとっては大切な儀式のひとつである「洗礼式」。
産休・育児休暇中の私の大事な仕事のパートナーが
彼女の娘の洗礼式に招待してくれました。
隣町プラートに住む彼女たち。
隣町とはいえ、彼女の住む地域に一番近い駅は
フィレンツェからの鈍行列車でしか繋がっていないので
列車に揺られて約30分。
几帳面な彼女が前もって知らせてくれた正確な地図のおかげで
迷うことなく洗礼式会場である近代的な教会に到着。
ナポリ出身で家族みんなで14年前に
トスカーナに引っ越してきたという彼女の一族は
みんな人懐こくて、優しくて好奇心旺盛。
外国人一人であったにもかかわらず、
家族のテーブルに招いてくれて、一緒にお祝いさせてもらいました。
イタリアで洗礼式に参列したのはこれで二回目。
どちらも女の子。
一回目は洗礼の水を頭につけられた瞬間に
大泣きを始める元気な子だったけれど
今回は式の間中、ずっとすやすや眠るおとなしい子でした。
親戚の皆さんの話では
「寝ているか、乳飲んでいるところしか見たことない」とか。
ママになった私のパートナーは
一段と美しくなり、そして底知れないパワーを身につけたようで
見違えた気がしました。
母になることの意味を改めて考えた日曜日。
一面ピンク色に揃えられた教会脇のお披露目会場。
田舎の教会の心温まる配慮もすごく新鮮。
幸せな家族って地域と家族の愛があって
こうして築かれていくんだねぇ。