細野高原のススキの季節。
日本に戻ってきてこれで3回目。
毎年、レイラも連れて遊びに行くのが楽しみの一つ。
東伊豆町稲取の標高400メートルから821メートルの
広大なススキの原は
あの有名な箱根仙石原のススキの原の7倍もある125ヘクタール。
レイラも歩き甲斐があります(笑)。
稲取のまちから山道を登っていくと
整備された駐車場のある入山口に到着。
そこのテントで入山料(今年は600円/人)を払って
簡単な説明を聞いて
そこから200メートルくらい行くと、そこはすでに草原。
もうここまで来ただけでも満足しちゃうくらいの開放感。
昨年はなかった奥の方の風力発電用風車の列。
近くに行くと結構タービンの音が聞こえます。
夏休みの自由研究で姪っ子たちを連れて行ったのは
これとは反対側の山の斜面にある小さな風力発電所。
この周辺は海からの風が強いので
風力発電に向いているんでしょうね。
広々した草原で心置きなく走り回るレイラ。
黒い塊にしか見えません。
わんちゃん連れもちらほらいて、
この日この原っぱで、レイラは大きなラブラドールとかけっこして
その俊足ぶりを発揮していました。
(ただ怖かったので、一目散に逃げていただけなんだけどね)
この原っぱの脇にはイベント用のテントや、トイレも整備されていて、
ここから頂上手前まで行く無料シャトルバスも出ています。
適当に人数が集まったら、トランシーバーでやりとりして、
順次ピストン輸送してくれます。
頂上までの車道は細くて上下線ですれ違えないので、
ちゃんと麓と頂きでコミュニケーションとって運行されています。
歩いて頂上まで登っても1時間から1時間半。
私だけなら絶対歩いて登るところですが、
足腰の弱くなった父も同行しているので有無を言わせずバスで。
無料シャトルバスに揺られること約10分。
あっという間に標高700メートル地点へ。
バスを降りたところにもガイドさんがいて、
そこから見える周りの景色について説明してくれます。
見下ろせば、そこは相模湾。
伊豆大島、利島、鵜渡根島、新島、式根島も見えて
さらにこの日ははるか房総半島まで肉眼で眺めることができました。
だんだん霞みがかってきちゃったけど、一日中良い眺めでした。
バスを降りてから遊歩道を10分ほど登ると
小高い丘になり、そこも絶景ポイント。
この丘にギブアップ気味の父を置いて、
母とレイラと山頂を目指します。
昨年も同じコースだったので、
ここまで父が登れていれば、父の体力も一応一安心という。
昨年は細野高原に登った翌々日に
原因不明で倒れ生死の境をさまよった父ですが、
今年もここまで登れるまでに回復してくれたのがなにより。
三筋山の頂上を目指す途中が一番ススキがきれいかも。
レイラと草原を走ることが目的になりつつあって
この辺りに来て初めて、
「あ、ススキの写真撮らなくちゃ」と思い出したりして。
風に揺れるススキってきれい。
風で波のようにススキがざわつくのを見ていると、
いつまでそこにいても飽きない気がする。
頂上まで登って、再び父の待つ丘まで戻って、ひとしきり遊んだら下山。
この時すでに父と母は一足先に降り始めていて、
じいちゃんを見失ったレイラは
「???」と周囲を必死で探しているところ。
このあと嗅ぎつけて
猛ダッシュで父のところまで走って行きました。
海すすきの向こうの海に利島が浮かぶ、絶景。
スタンプラリーもやっていて、
3つのうち2つしか集められなかったけど(バスに乗っちゃったから)
記念品に、今では珍しい紅白のお餅をいただきました。
来年はレイラと山頂まで歩きたいなぁ。
稲取細野高原「秋のすすき」
2015年10月7日から2015年11月15日まで。
10:00-16:00
入山料 600円/大人ひとり
*10月18日は防火帯焼きが予定されているので入山できません