ツレヅレグサ

雑記と愚痴と、時々小説

世間ではフラッシュ衰退の声があるようですが・・・

2006-09-27 12:50:24 | 批評
 (題名から続いて)それは単に「フラッシュが何かはわからないけど、とにかく面白そう」というような人が挫折して消えただけのことではないでしょうか?むしろそういう現象はどんなものにも見られますよ。たとえば映画だって、最初にやった人は明らかに素人でしょう?それが長い年月を得たことでここまで高度化した。アニメも、漫画もまた同じ現象をたどっているわけですよ。おそらくフラッシュは今までの映像媒体作成の中ではかなりやり易くなっています。ただし、フラッシュ自体が簡単に作れても、フラッシュで使用される素材を製作する作業はやはりプロフェッショナル、つまりある程度はそういったものに慣れた人でないとできません。おそらく今まで挫折した人は、その辺りが原因ではないかと思われます。また、フラッシュも長編物にしようとすれば、それだけ時間や手間もかかるというものですから、根気のある人でなければストーリー物などはなかなか作れないものではないでしょうか。
 今後はフラッシュ界でもプロフェッショナル化・高度化が進み、素人が気軽に参加できる場所が減ってくる可能性があります。その辺りの問題は、今現在有名になっているようなフラッシュ職人さんが後輩を指導していかなくてはならないでしょう。後継者の育成こそが、今後の大きな課題になってくるのではないかと予想されます。
 ひとつだけ頭に置いてほしい事があります。それは、「素人がまったく入れない状況ではない」という事です。確かに世間のフラッシュを見る目は年々厳しくなってきていますが、今後有名フラッシュ職人だけになるという事はないでしょう。なぜなら、一般的に「無謀」といわれるような素人なりのエネルギーも、評価されるものだからです。ですから、今現在「フラッシュ職人になりたい」という方はこれからもその夢を実現させるために、日々努力して下さい。そして、フラッシュ作成の知識だけではなく、イラスト・作画関係の知識もそれなりに身につけていかれると良いと思われます。今後のフラッシュ界の発展に、私も大きな期待を寄せています。素人も玄人も、共に高みを目指して努力されることを心よりお祈りいたします。

以上、「フラッシュ衰退か?」に関する批評でした。この批評に関するご意見、ご感想などございましたらコメントしてくださると有難いです。

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