露天風呂マニアの温泉探索記

主に北海道東部の露天風呂めぐり、
普段なかなか行くことの出来ない、
山奥や、北方領土の探索記録である。

東大雪湯の滝

2008年06月24日 | トムラウシ方面
上の動画は湯の滝全景と、天然ジャグジー湯

今回は国土地理院発行1/25000地図にも載っていない秘湯を紹介します。
ここの探索も今回で3回目となります。なにせ地図に載っていないので捜すのが大変です。
一度目の探索は見当違いの場所を歩き回り発見できなかった。
二度目の探索では悪天候とイマイチ道がわからず断念。
今回は発見する事ができるのか!

東大雪湯の滝へは、奧十勝橋から川を遡行するのと、
林道から沢を下っていく2通りのアプローチの方法があります。
今回は川を遡行する覚悟だったが、ヌプントムラウシ温泉で野湯マニアの方から
林道からのアプローチの情報を入手できたので、近道から行ってみます。

湯の滝へは曙橋から左折し、シートカチ林道は入ります。

しばらく走ると落石の恐れのため通行止めになっています。

ここで右折しトノカリ林道に入り大きく迂回します。
途中枝道が何カ所かありますが、出来るだけ荒れていない方の道を選び走ります。

写真のところを左に入って行くと、道路が崩壊しております。

1回目の探索時に無理矢理通過しましたが、
前輪が通過しホッとしたところ、後輪通過時に路肩が崩れあわやクルマごと転落しそうになりました。

途中の林道からは山がきれいに見え景色が素晴らしいです。

その後も比較的走りやすい林道が続きます。

湯の滝へは、奧十勝橋近くの第五支線林道の途中に入口があります。

奧十勝橋のほうから来ると右折します。するとすぐにこんな看板が立っています。
ここをさらに奧へ入っていきます。
注、熊笹でクルマに傷が付きます。気になる人は行かない方がいいです。
ここから先の道のりはアップするのは控えます。
造林地のため同じような道がたくさんあります。
かなり迷いやすいです。僕も帰りに迷いクルマまで戻るのが大変だったのであえてアップしません。
それでも行きたいマニアの方には、メールで教えますよ。

道の途中に倒木があり、これ以上はクルマで進めません。
昔は湯の滝から歩いて10分くらいのところまでクルマで行けたそうです。
ここからは徒歩で湯の滝を目指します。

歩き始めてすぐに黒い物体が落ちています。
でも今度はクマの糞ではありません。携帯電話でした。
こんな山奥まで来る人が居ると思うとちょっと嬉しくなります。
雨に濡れて壊れている様だったので、そっとしておきます。
近道とは言え結構歩きます。本当にこの道でいいのか心配になります。
沢の手前まで来ると道が無くなっています。

よく見ると木にピンク色のテープが付いています。
ここから沢を下って行くようです。

しかし背丈ほどもある熊笹で覆われていて道がありません!

しばらく進むと獣道があります。
かなりの急勾配と地面が湿っており滑りやすくなっています。
何度か転倒しました。下まで落ちたらそれで終わりです。
木や草につかまりながら慎重に下ります。

水の流れる音が聞こえ、滝の上にでたようです。
滝の上すぐ横に湯船らしきものがあります。



近付いて見てみましょう。おぉ~なんと湯船の底からブクブクと泡が激しく出ています。
天然ジャグジーになっています!これは凄い!!
こんなに激しく泡を出す野湯は初めてみます。
今にも入浴したくなるが、湯の滝全体の探索をします。



ジャグジー風野湯のすぐ下から湯の滝全体が見えました。
対岸の崖からも源泉が湧出しているようです。

ここで、突然聞いたことの無い動物の鳴き声が・・・
ホイッスルでも吹いているような音です。
沢の上に何か居るようです。(怖)
何かの動物の警戒鳴きでしょう。何回も聞こえてきます。(汗)
そういえば本で読んだことがある。
聞き慣れない動物の鳴き声を聞いた後に突然クマに襲われたと。
母グマが小グマに発した警戒鳴きだと、本の通りになってしまうのか~(激ヤバ)
ヤバイ、崖を背にしクマスプレーの安全ピンを抜き構えます。
(崖を背にすれば背後から襲われる事はないだろう。)

次回 湯の滝(後編) クマスプレー発射準備完了と打たせ湯など、

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6 コメント

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Unknown (温泉旅がらす)
2008-06-24 21:44:24
湯の滝とはここのことでしたか~^^;
私も初訪問の時はとても感動的でした
川遡行で向ったのですが林道からも行けるんですね~
参考になりました☆
再訪したくなりました!!^^

TBの件ですが何度やってもできないようでして・・・
もしかしたらロックがかかっているかもしれません
申し訳ございませんがもうしばらくお待ちください^^;
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Unknown (露天風呂マニア)
2008-06-25 08:08:12
湯の滝はほとんどの源泉が適温で、
快適に入浴する事ができました。
再訪する価値は十分にありますね。

TBなんだか難しいですね。(汗)
気長に待っていますので宜しくです。
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Unknown (ゆぅ&かん)
2008-06-25 14:32:14
本当にスーパー野湯ですね~(^^;
かなりヤバそうな山奥ですね~!!
怖いです!!
湯の滝もあり湯量も多いんですね~(^^)
鳴き声大丈夫だろうか超気になります~(汗)
今日は、続きが気になって寝れそうにも
ありません~(涙;
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Unknown (露天風呂マニア)
2008-06-25 19:07:39
殆ど訪れる人もいない秘湯にしては、
湯量もあり、温度もちょうど良く快適に入浴できます。
しかし山奥すぎてクマに襲われないか
ドキドキでした。
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Unknown (ぴかリン)
2008-06-26 23:13:19
湯の滝、良い湯ですよね。
上部分の天然ジャグジー湯は気持ち良いんですけど、
体毛が わらわらに・・・(笑)
そのあとで湯滝に打たれると最高ですよね~♪

☆が切った木ですね。
切ってから思い切りずらそうかとおもったんですが
脱いだ洋服を置くのに良い感じだったので、 湯船に入るとき 邪魔にならない程度に ずらしました。
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Unknown (露天風呂マニア)
2008-06-27 06:40:06
ぴかリンさん こんにちは!
ぴかリンさんの切った木、ありがたく使わせて頂きました。
絶妙な位置に木があったので、僕も服を置くのに使用しました。

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