
ヨーロッパの町はその中心に必ず教会がある。
私はその教会を見て回るのが好き!
ただし、建築様式には疎いので、ただただその
信仰の歴史に圧倒されるのが心地よくて・・・。
ここトールン教会は大天使ミカエルに献げられた教会なんだって。
(フランスのモン・サン・ミッシェルと同じだね、
ミッシェル=ミカエル)
↑この豪華なトールンの祭壇はルアンモントの
修道院にあったものだったそう。
主祭壇は巨匠バーデルが18世紀後半に制作した代表作。
祭壇の両端には聖パウロと聖ペテロの像がある。

円柱とアーチ状の天井は12世紀中頃のもの。
丁度祭壇と反対側のこの階段のあるバルコニーは
聖歌隊席だったとのことです。
漆喰のレリーフがステキでした。

教会には小さな2つの窓があり、
その窓が↑と↓のステンドグラスになってました。
女性(写真上)はアンスフリート伯爵夫人。
男性(写真下)はアンスフリート伯。
この教会の前身、トールン修道院を10世紀に建てた方々です。
↓アンフリート伯はマース川、ワール川、レック川流域の領主の末裔で、
西暦995年にユトレヒトの司教になった人だ。


この壁の装飾↑が気に入ってしまい、写真をパチリ。
教会に入るとき、受付のおじさんがA4サイズの紙きれをくれた。
日本人かと聞かれ、うん、といったら
自慢げに渡してきた。なんと日本語の教会ガイドだったのだ。
こーんなところにも日本人対応をしてくれる
小さな村があったなんて。驚いたあ!
さて、地下には男女2人の教会役員のミイラがあった。
しかも、聖ベネディクトの前腕が飾られていた。(剥製のようね)