デルフトの新教会から出るとこんな景色が広がる。広場に出る。市場
沿いを歩く。ゆっくり見る暇はない。
今日は、このままロッテルダムの世界遺産を巡るのだ。 
来た道をとっとと先を歩く娘。このホテルが目印。この辺りで右に
曲がると駅に出る。駅に着いてロッテルダムへと向かう
どこの教会でもステンドグラスにはうっとりしてしまう。
オランダでは獅子（ライオン）が二本足でたっているような
模様が、かなりの頻度で紋章の中に使われているようだ。
ステンドグラスでもその獅子の姿を発見。
しばしば、獅子がイエス・キリストを意味することがあるようなので、
ステンドグラスに獅子の絵があるのも、当然といえば当然のことだ。
今日はデルフトを探訪してハーグから
ブリュッセルへと移動するせわしい一日！
当然、デルフトでの行動には機敏さが要求される。
・・・が、途中変なおばさんに声をかけられてしまう。
ことわりゃいいのに、むげに扱えず、質問に答えてあげる。
「マモルというのは日本語でどういう意味？」てなことを聞かれてしまったのだ。
目的地の新教会に着く。
教会前の広場で記念写真。旧教会から新教会まで８分も歩かない。
このカワイイ運河の感じ！
特に家並には感動した。それは、おもちゃ箱のようであり、
遠い遠いおとぎの国の中の家のようであり・・・・、
デルフトの美しさはとっても控えめで、上品なのです。
おじいちゃんが品物を並べていた。知的なラインナップ。
運河沿いに続くフリー・マーケット
人形が生きているみたい！
シンプルといっても、過ぎ去りし日
の栄華をしょのばせる、金色使い。パイプオルガンが見事です。
こちらはカワイイね。オルガンにも
歴史あり、かな。ロープに囲まれてただものではない感じ。
パイプオルガンもさることながら、
シンプルでさりげないシャンデリアも気になって。
ミニマムな感じで、すごく現代っぽい。
私たちは知識を
まっとうに理解していない。
知識なんてのは小さい頃から学校の先生から、
「テストのために覚えておいてね。テストさえ受けていけばいいんだよ、
丸暗記でもして、できれば先生が楽できるようにいい点をとってね、
まあ、点とれなきゃ、落ちこぼれていくだけだから・・・。
え、どうして、テストをしなきゃいけないかって？
考える暇あったらテスト勉強することだよ。
疑問を持たずに、ただただ言われた通りに暗記しておいてね」
みたいな、教育を受けてきたので、
知識がどんなに人生を豊かにするか、
生きた知識を体験として知らないし、当然その喜びを知らない。
たとえば、オランダに栄華をもたらせた
オランダ東インド会社のことを・・・・・、
ただ暗記するだけじゃなく、その歴史的意義まで
教えてもらっていたら、
私たちの旅ももっと感動的だったのに・・・・。
デルフトの旧教会には知識があればうなるほど有意義な展示物が
あったのだ。
娘と私が唯一できたこと・・・・・、それは、信仰の目で教会を眺めることだった。
それは、この国が宗教改革の時、
カトリックからプロテスタントの国になったことを実感させた。
マリア像のない、比較的シンプルな祭壇はそれを物語っていた。
運河をひたすら歩いていると遠くに目指す旧教会が見えてきた。 自然と足さばきが早くなる。
デルフトでジャズフェスティバルがあるんだ！ とゲートにかかっていた看板で知る。
足下に気配を感じる。前方斜めに犬がいて、
ちょこんとおじいちゃんみたいに佇んでいる。
余りに可愛くてパシャ！
近寄ってアップでパシャ！
すると猫まで！ パシャ！！
パシャパシャ！！
デルフト駅から町の中心へと向かうのは
とっても単純。運河沿いの道に沿ってひたすら歩けばいい、
（確か運河にぶつかったら左方向に歩いた）！ 何だかとっても気になったのが
運河上に浮かぶテラスの数々。（複数ありました！）
まるで遠くからだと↑青いボートのよう・・・・。
体験したかったけれど、
先を急ぐ。ああ、こんな風に→
人々がお茶を片手にくつろいでいる。これは想像だけど、
案外揺れてるんじゃない？ どうなのかなあ・・・・。
今更のように気になってどうする。
体験しておけばよかった！ 揺れるのかなあ、この運河上のテラスは？
駅から運河沿いの道へと
入っていく。まあ、他の
国から来た観光客っぽい人たちの
後をついていったんだけどね。オランダは赤の使い方がうまーい。
可愛さを演出しているね、赤の窓枠。うっ
赤の網戸かなあ？ 赤の塀に無造作に立てかけられた自転車！
