あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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デイレクター喝を入れる

2013-04-16 05:45:50 | 日記
いよいよ、稽古にも熱が入ってきました。
それでも、午後の後半になると、みんな、さすがに疲れが・・・
12日の稽古では、ディレクターが、台本を机にたたきつけて、退出する“事件”がありました。
室内に不安と動揺が走ります。
きっかり5分後に、部屋に戻ったデレクター:
演出家をちょっと怒らせたからって、ビビらなくていい。
(稽古は、最後を華々しく飾るファッションショーのステージで、主役の三人のおばあさんがあいさつする場面)
脈動する心の内面が噴出してくるような、どこにも負けない舞台を作りたい。
セリフの内容は、どうでもいい、字面を追っかけるだけではだめ。
とにかく、華やかな、本当に心が浮き立つような感じを出したい。

それから、少しピリッとした雰囲気の稽古が続きます。

そしてディレクターの最後のコメント:
今のは、なかなかよかった。
このような感覚が心に宿れば、特別な演技をしなくても伝わってくるものがある。
それは、私が言う“人間の解放”です。
私たちは、おかれた環境の中で、どれだけ本来の自分を抑制し、すり減らし、忘却していることか。
ドラマというのは、そういう本来の自分をよみがえらせる仕掛けでもある。
人それぞれ、さまざまだけれど、少なくともここに集まったみんなは、心と体を使って、すべてをさらけ出して、夢を得るチャンスを求めてきている。
だから今の演技は、ほんとに心に届いてきています。
特別なことではない。
その姿勢、その気持ちだけです。

ディレクターが席を蹴って退出したのも、どうやら“演技”だったみたいです。
最後の稽古、みんなピリッとしていい感じでした。

ちょっとピリッとして、デイレクターの最後の講評を聞く。