あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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舞台稽古

2012-08-29 13:15:38 | 日記
28日は、今回公演する市民プラザの舞台で稽古をしました。
会場は、老人会の催しが開かれていましたが、合間を利用して稽古をさせて頂きました。
とても広い会場で、台詞にはかなりの声量が必要なようです。(6月23日のブログの写真参照)
客席には、老人会の参加者の方が、昼休み中でちらほら、食事をされていました。
稽古が進むにつれて、舞台に目を向けてくださる人たちが多くなりました。
おかげで、気持ち良く演技できたような気がします。
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客席最後部で、ビデオを回しました。
結構、頑張ったつもりでしたが、私の声は、まだまだ小さいです。
それと、台詞を言う時に頭がぐらぐらゆれる。
このことは、ダメ出しでYTさんからも指摘をいただきました。
「荒川堤」では、台詞より所作が重要です。
歩き方、特に物陰に隠れる時の後ろ姿がだらしないです。
「いやだ。やだやだ。」で、もだえる姿勢もまだまだ。
立ち回りについては、午後の稽古(いつもの稽古場)で、先輩方から、またみっちりと指導していただきました。
ありがたいです。
あと少し、さらに身を入れて・・・
写真は、悪者の金五郎が用心棒の鳥羽田に賄賂を手渡している。
右端のSさんは、演技者ではないのですが??


ディレクターのいない稽古

2012-08-24 22:54:45 | 日記
今日の稽古は、ディレクターがお休みでした。
ちょっとがっかりして、まあこれまでの復習を・・・と心を切り替えました。
でも、今日の稽古は思いがけず厳しくて、とてもためになる稽古になりました。
先ずはYMさんから、「長丁場のおはまとの会話の部分で、もう少し動きを加えるように」とのアドバイスがありました。
前回のI先生の指示を頭に入れて演技したつもりだったのですが、動きが小さく目立った改善が無かったようです。
演技は、自分が思っているより何倍も大げさにやる意識が必要ですね。
次に、YTさんから、あまり”泣き“を入れないようにとのアドバイスがありました。
忠太郎は、おはまに裏切られてめげる場面ではあります。
が、その悲しさを押し殺して、強がるところに、かえって忠太郎の悲しみが浮き上がってくるのだと。
このことは、ディレクターにも口をすっぱくして指摘されていたことでしたね。
すみません。
でも、ディレクター以外の人に言われると、更に心に深く響きました。
「荒川堤の場」では、もっと有難い指導がありました。
忠太郎を探しに来た母と妹が去った後、身を隠していた草むらから出た忠太郎の台詞、「俺あ厭だ━厭だ━厭だ━誰が会ってやるものか。」
YMさんの模範演技、忠太郎、ササーと登場、母子の方を遠望し、サッと思いを振り切り、「俺あ厭だ」、二三歩逆方向に移動し、更に「ヤダヤダ!誰が会ってやるものか。」。
舞台中央に回りこみ、「俺あ、こう上下の瞼を・・・━それでいいんだ。」
YMさんがやると、かっこいいです。
更に、ここからMさんのすばらしいアドバイス。
舞台前方へ二三歩移動して「逢いたくなったら」、ここで眼を伏せながら「俺あ」、眼を上げ、客席上方遥か彼方に眼をやり、「眼をつぶろうよ。」(ここが決めの台詞)
私が、必死に真似をして数回演技したら、最後に仲間から拍手が来ましたよ。
ちょっとジ~ンときました。
その後、YTさんから、「しゃべりが遅い。全部、ポツポツと切れていて、まだるっこい。」と厳しい指摘がありました。
滑らかに喋れるようにもっともっと繰り返し、自宅の稽古が必要です。
最後にMさん、「ここの見せ場のシーンは、あなたでなくても、みんなやりたいんだよ。」
そうですよね。
ボクは、望外のしあわせの場に、今、立っているのです。
有難い、けど、ちょっと疲れました。
前回の「末摘む花」でも感じたのですが、ディレクターの居ない稽古も(前回は自主練習が結構ありました)とてもためになることを、改めて感じています。
でも、次回はディレクターに、進歩したところを見てもらいたいです。

稽古も後半戦に

2012-08-22 20:43:19 | 日記
昨日は、休み明けの久しぶりの稽古です。
場所は、いつもと違う町づくりセンターの会議室です。
公演会場の舞台が、下手側からしか出入りができないという新しい情報がありました。
このため、「荒川堤の場」の忠太郎の所作を一部変更する必要がありました。
不器用な私は、動作の左右を逆にするだけでも苦労します。

この日は、思いがけず舞踊家のI先生が来てくれました。
私は、この時とばかり食いつくように色々指導していただきましたよ。
①水熊の居間での坐ったままの長い会話では、膝の向きを変える、手の位置、手の形などで変化をつける。
②立ち上がったときの姿。男の立ち姿は、つま先を90度以上に開く。膝をやや曲げ両手の形にも注意する。
③歩き方:摺足ではなく、少し、跳ねるように、一直線上をトントンと歩く。
 出した足はつま先から着地する感じです。
④登場する時の忠太郎は、三度笠で顔を完全に隠す。
 それから、三度笠を上げて遠くを見る時は、笠を最小限見通せるくらいの小さな動きに止める方が、かっこいいのです。
⑤母子の呼ぶ声に気が付き、草むらに隠れる忠太郎の動作。
 隠れる直前に、一度声の方を眺めて、その姿勢のまま視界から消える。

ディレクターからは、長い台詞では、言いたいことを出来るだけ一つ(多くても二つ)に絞り、ここを強調するように。
その他の部分は、サラサラと流すようにと、改めて指摘がありました。

収穫の多い稽古でした。

スタニスラフスキー

2012-08-15 14:59:53 | 日記
6月から読み始めたスラニスラフスキーの「芸術におけるわが生涯」(岩波文庫)もいよいよ下巻(3冊組)に進みました。
なにしろ、スタニスラフスキーは、子供の頃から芸術的な家庭に育ち、演劇に親しみ自宅に専用の稽古部屋を親に設けてもらうほどの芝居エリート。
モスクワ芸術座を立ち上げ、自ら舞台に立ち試行錯誤を繰り返しながら演劇理論を構築していく自叙伝は、とても興味深いです。
今、読み始めた下巻には、まさにそのスタニスラフスキーの演劇論の真髄が書かれている予感がします。
楽しみです。

大道具係の仕事

2012-08-11 14:21:39 | 日記
目下、夏休み中のチャレンジャーですが、昨日は久しぶりに集まって、大道具係の仕事をしました。
いつも舞台装置でお世話になっているJさんの指導に従って、「瞼の母」荒川堤の場の背景セットを作成しました。
Jさんが基本的な構想と道具を用意してくださっているので、係のメンバーは、絵筆を持ち、下絵に沿って土手のススキ、川柳、「荒川土手」の古風な標識、お地蔵さんなどを描いていきました。
2時間ほどで、あっという間に仕上がりました。
それぞれ個性があるものの、筆の扱いの巧みな人が多く、私はいつものように活躍できなかった気がしますが、まあ、いいですか。
仕事が早く終わったので、出来上がったばかりのセットも使って、芝居の通し稽古をしました。
予定外の稽古にもかかわらず、皆、よく台詞が入っていて、私は正直、ちょっとショックを受けました。
次の21日の稽古までに、少し身を入れて稽古しなければ・・・
その後、昼食兼の暑気払いをしました。(Mさんが、会場手配をして下さったそうで、ありがたいです)
久しぶりに、大変楽しい一日になりました。