あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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久し振りの稽古

2017-07-12 09:20:17 | 日記
劇団に狂言「濯ぎ川」の公演オファーが入りました。
公演日は、8月5日です。
それで、7月中に5回の稽古日が設定され昨日は、その最初の日でした。
5月以来久し振りの稽古ですが、なんと劇団員16人全員出席でした。
稽古に賭ける劇団員の意気込みが感じられます。
今回の公演で舞台に上がるのは、私(亭主)とOさん(女房)、Wさん(姑)の3人です。
この演目、私は昨年11月に出演した経験があるので、「今回は余裕で…」と思っていましたがちょっと違いました。
稽古が始まり、「亭主」の冒頭の長台詞「わたくしはこの辺りに住まいいたす者でございます。わたくしの女房は…」を狂言調でスラスラと進めました。
早速ディレクターのダメが入りました。

・これまでの公演で、お客様の反応に接した経験から今回は「感情を込めた演技」を重点にする。
・前回は狂言のもの言い、立ち居振る舞いを表現するのが精一杯だったが、今回はこれに「豊かな感情表現」を載せていく。
・狂言の大らかな表現を残しつつ、狂言の形は多少崩しても「亭主」の嘆きが色濃く出る方がいい。
・ふくよかに、大らかに歌い上げるその中に亭主の嘆きが見えるように演じる。
・「亭主」の嘆きを観客と共有する。

演出の奥深さを改めて感じた一日でした。

狂言「濯ぎ川」の稽古風景