あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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大衆演劇祭

2012-10-03 21:27:22 | 日記
今日は、「大衆演劇祭」を鑑賞しました。
浅草まで行って、9月に私たちの劇団で公演した「瞼の母」の俤を追いかけます。
浅草公会堂は、おば様方の熱気ムンムンです。
さすがに当代の人気役者4人を集めた舞台は、見ごたえがありました。
芝居、舞踊、歌謡ショーなど
大衆演劇は、男役、女形、歌、踊りなど、花形役者が全てを一人で演じます。
大衆演劇のスターは、オールラウンドプレイヤーです。
それでもずっと見ていると、4人の役者それぞれの個性が次第に見えてきます。
私は、その中でも女形が美しい役者に魅せられました。
手先、指の仕草がとても繊細です。
それが、完璧な女形なのですが、踊りで大きく動く時に、その女形の動きに「突然『男』が出て来た」のにギョッとなりました。(「男」を感じたのは、私だけかもしれませんが)
それは、決していやなメージではなく、その瞬間なんとも言えない「妖しい」魅力が輝いたように思えました。
大衆演劇をこんなにまじめに見たのは、初めてのような気がしますが、その「美しさ」「華やかさ」「色っぽさ」「妖しさ」「たくましさ」「したたかさ」「(金あつめの)がめつさ」「観客の熱気」など、「芝居の原点」を見たような気がしました。
劇場を出て、仲見世に並行する小路を駅に向かうと、小雨煙る行く手に道幅いっぱいにスカイツリーが立ちはだかっていました。