あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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印象に残る語録

2012-10-02 21:08:35 | 日記
今日の稽古で印象に残るディレクターの言葉を、順不同で、並べてみましょう。

・台詞は、言葉と言葉の間の「・・・」の部分で演技する。
 「・・・」は、台詞と台詞の間、ここに何があるかが問題。ここが、芝居のしどころ。
・心と体が、その場のものになっていけば、台詞なんかどうでもいい。その場面の行動を掘り起こせ。
・長い台詞では、ポイントになる言葉(単語)をきちんと(クリアに、強調して)云うこと。
 その前後は、多少不明瞭でも意味は伝わる。
 その方がかえって全部を、丁寧に力を入れて言うよりも伝わる。
・普通に読むと会話だが、会話になってない台詞がある。
 この場合の表現を工夫すること。
 一方的に自分の意思を吐露している場合とか、相手よりむしろ自分自身に問いかけて言っている場合とか。
・出来るだけ低い声でしゃべること。
 高い声は、色々な、微妙な味を出すことがむつかしい。

その他、ここではちょっと説明しにくいのですが、人物の性格、おかれた立場に即した表現の多様性、心に滲みる稽古でした。

稽古の前に散歩した雁がね堤の彼岸花