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JDR.小野明夫 プロフィール

ブログをこちらで公開いたします。

大企業に適している超予算経営モデルの概要とマネジメントの強化

2021-01-12 10:00:00 | 日記
JDR.株式会社です。
マネジメント理論について紹介します。

大企業では、決算に合わせて資金管理から売り上げ調整を行うことが行われており、期末になると新年度に向けて予算を決定し、1年間という括りで各数字をクリアできるようにしていることが一般的です。
この方法では一見すると堅実的な経営と考えることができますが、実態は全てが正しいということではありません。

高度なマネジメントで新しい発想での超予算経営モデルを採用すると、今までの企業の戦略をもっとフレキシブルに行うことができるようになり、同時にビジネス上で発生してしまうチャンスロスをゼロに近い状態にできます。
予算という数字にとらわれることなく、その時、その場面で柔軟にマネジメントを強化することで、今までは予算の都合上で手を付けることができなかったビジネスを成功へと導き出すことが可能になります。

時代の流れや時代の変化において、常に即座に対応できるようにすることで企業側は利益を高められる成功事例は既に国内でも証明されてます。
とある大企業では超予算経営モデルを導入したことで、利益の前年対比170%を記録した事例は成功例としては抜群の効果を発揮していることが分かります。

JDR.株式会社

マネジメント用語「コトラーの競争地位戦略」

2020-12-22 10:00:00 | 日記
JDR.株式会社の小野明夫です。
マネジメント用語を紹介します。

コトラーの競争地位戦略は、1980年にアメリカの経営学者であるフィリップ・コトラーが提唱したマネジメント戦略論です。
コトラーの競争地位戦略について一言で説明するならば「企業はその競争上の立場によって、取るべき戦略が異なる」というものになります。

世界的な大企業と同じことを中小企業が真似しても、上手くいかないというのは経営学に詳しくない人でも直感的に分かると思います。
フィリップ・コトラーはこれを最大のシェアを持ち、業界を牽引していくマーケットリーダー、マーケットリーダーに次ぐポジションで1位の座を狙うチャレンジャー、業界の上位企業とは直接的に争わずに独自の立ち位置で生き残りを図るニッチャー、シェアでおくれをとりながらもニッチャーのように独自の強みを持たず、業界の流れに追随するしかないフォロワーの4つに分類体系化しました。

コトラーの競争地位戦略はその存在を知っているかどうかに関わらず、ほぼ全ての企業が実践しています。
業界内での自社のポジションを理解し最適な戦略を模索することは、競争社会で企業が生き残るのに必要不可欠なことだからです。

JDR.株式会社 取締役会長
小野明夫

村田製作所の経営哲学はエレクトロ社会のイノベーションを先導すること

2020-12-01 10:00:00 | 日記
JDR.株式会社の小野明夫です。
経営哲学について紹介します。

村田製作所村田恒夫会長が目指すのは、今後も豊かで持続可能な社会の実現に貢献することです。
村田製作所の社是は、技術を錬磨し科学的管理を実践し独自の製品を供給することにあります。

技術の進化にあわせて、より広く・より深いエレクトロ社会を基盤とした製品を生み出すことです。
したがって、エレクトロニクス産業のイノベーションを先導できる会社をつくってきました。

あらゆるモノが通信ネットワークを介してつながるIoT社会に備えて、ITソリューションサービスを進めてきました。
自動車産業では、電動化・自動化により半導体や通信機能が増えてきています。

サービスやインフラといった周辺業務に村田製作所の市場は広がっており、グローバルな経営哲学を取り入れたのが村田恒夫会長です。
持続可能な開発目標をたて、それに向かって技術を錬磨した科学的管理をすすめてきています。

国連が掲げる2030年の持続可能な開発目標と活動・方向性と一致しており、村田製作所だからこそ貢献できる分野で世界に通用する電子部品を先導することを目指しているのです。

JDR.株式会社 取締役会長
小野明夫

SUBARU社長吉永泰之氏の経営哲学

2020-11-10 10:00:00 | 日記
JDR.株式会社の小野明夫です。
経営哲学について紹介します。

日本を代表する自動車メーカーSUBARUの社長をつとめる吉永泰之氏の経営哲学、それは合理的な選択と集中です。
日本の自動車業界はトヨタが圧倒的な資金力を誇っています。

それゆえ同じようなことをしていても、宣伝費用などの差から太刀打ちできません。
そこで吉永氏が考えたのがSUBARUの長所を生かす経営でした。

SUBARUの前身は富士重工業であり元々の本業は航空機メーカー。そのため極めて優れた安全対策技術を持っていました。

吉永氏はこれに目をつけて「ぶつからない車」をコンセプトにした、アイサイト技術を目玉とする自動車作りを推進します。
テレビCMもまた多くは詰め込まず「ぶつからない」という部分にしぼってアピールしました。

この目論見は見事に成功し、販売店には本当に安全なのか自動ブレーキ技術などを試すお客さんが次々に来店する成果を得ます。
自社の長所と短所を把握した上で、長所にリソースを集中して突破口を開く、吉永氏の経営技術は限られた資金力の中で業界最大手のライバルと戦わなければいけない、多くの中小企業経営者にとって参考になることでしょう。

JDR.株式会社 取締役会長
小野明夫

マネジメント用語「マネジリアル・グリッド論」

2020-10-20 10:00:00 | 日記
JDR.株式会社の小野明夫です。
マネジメント用語について紹介します。

マネジリアル・グリッド論は1964年にアメリカ人のロバート・R・ブレイクと、ジェーン・S・ムートンによって提唱されたリーダーシップ行動論です。
これはリーダーの行動方針を人間に対する関心と業績に対する関心、この2つの軸をもとに9段階評価で表現することを軸としています。

たとえば業績を最大化することには労力を惜しまないが、そのためには従業員や取引先をどれだけ犠牲にしても構わないと考える経営者は、9・1型と呼ばれています。
逆に部下思いではあるが、人情面に重きをおきすぎて業績向上がおろそかになってしまうタイプは1・9型です。

このマネジメント理論では部下への気配りをきちんと行いながらも、業績向上にも意欲的な9・9型こそが理想のリーダーであると考えます。
マネジリアル・グリッド論は人材のリーダー適性を整理した上で、より優れたリーダーとして成長するには何が必要なのかを把握するのに最適です。

リーダーシップに関する理論としては最も有名なものの1つであるため、現在にいたるまで多くの企業が人事マネジメントにこれを採用しています。

JDR.株式会社 取締役会長
小野明夫