ボランティア演奏日記 「あきらとマドンナ」

訪問先でのハーモニカ演奏の記録と、時折、趣味の旅の様子等掲載しています

3/2 AN様 14回目の訪問  妄想奇想曲?・・・

2015年03月02日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏
 今月は誕生日の方の都合で早めの日付でのご依頼を頂きました。
90歳と84歳・・お二人とも男性の方です。
あらかじめご希望の曲がありましたので、今月の演奏曲は
「春がきた・野崎小唄・朧月夜・東京ラプソディ・異国の丘・北国の春・高校3年生・恋しているんだもん・襟裳岬
花笠道中・うれしいひな祭り・兄弟仁義・星影のワルツ・仰げば尊し」を選曲。


最後に何時もの通り「ケーキ」がふるまわれ、みんなでハッピーバースディを歌いました。

新しい入所者の方がお一人・・まだ70代前半のこの女性、話しかけてきて・・・
朝鮮から引き揚げてきてご苦労なさったお話や、施設に入り「かごの鳥」状態の嘆き節を聞かされたまでは良かったのですが・・

あとで職員の方にちらっとお聞きしたところ、若いのに”アルツハイマー型認知症”で、以前入所していた施設で、
娘がワタシを虐待をし財産を盗ったと施設中に触れ回り、それを信じた施設から娘さんが呼び出されるやら・・
娘さんは心痛でノイローゼ気味になられたとか・・・そんなトラブルもあってここに転所してこられたようです。
娘さんは大変な思いをされたのでしょう。同情を禁じえません。
普通にしゃべっていると理路整然と話をされるので知らない人は騙されてしまいます。
こんな老人が段々と蔓延し皆を苦痛に追い込むかと思うと憂欝になります。(明日は我が身?くわばらくわばら)

しかし、担当の方から「あきマドさん」が来ると皆さんが活気づいて鬱状態の人も顔がはればれして
有難いと言って頂き嬉しく思いました。帰りのエレベーターまでオバァちゃんに見送っていただき
各フロアー担当主任をはじめ女性職員の方の我々に対してのご厚意が肌で感じ取られ有難く思いました。
これからもご期待に応えたいと心から思いました。
コメント
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