3/11は、午前と午後の二か所での演奏でした 午後はYR様・・一時間の演奏です
”暑さ寒さも彼岸まで・・・”
春のお彼岸を過ぎて気温も上昇してきました
お彼岸とは「煩悩の川を渡って、悟りの彼岸にたどり着くことです」
お彼岸の期間だけでも心身を清め仏心で過ごせば
ご先祖様や縁のある方々に何よりの供養になると申します・・・・
江戸の川柳にこのような句がありました
「めでたさは 朱の戒名に 苔がむし」
生前に夫婦で戒名を頂き朱で墓に刻んだものの夫は先立ち、自分の戒名は苔むしてしまっている
しかし生き続ける未亡人達はお元気です。習い事・友人とのランチ・旅行・おっかけ・・素晴らしい!!
そう言えば、施設でもほとんどが女性です
「うちの父ちゃん・生きていた時はうっとうしいと思ったが
”額の中”に入ってみると少し寂しい気もするわ」等とおっしゃる方も・・(笑)
「泣きながら 眼(まなこ)を配る 形見分け」
やはり気に入った着物などを手に入れたいのでしょう・・・
そんな話題はさておき、今日も皆様に歓迎されての一時間の演奏・・・
皆様は、笑顔でノリノリで気分よく、私も舌好調で皆様に笑って頂きました
今日は「希望」をテーマにしたお話なども入れて・・・演奏も「希望」他を・・・
「希望(作詞:藤田敏雄/作曲:いずみたく/唄:岸洋子)」
1・希望という名の あなたをたずねて 寒い夜更けに また汽車に乗る
となりの席に あなたがいれば 悲しみだけが 待っていようと
この世の終わりが もしこようとも 地の果てまでもと 約束するのに
だのにあなたは どこにもいない 私の旅は 笑顔のない旅
2・希望という名の あなたをたずねて 涙ぐみつつ また汽車に乗る
なぜ今わたしが 生きているのか そのとき歌が 低く聞こえる
なつかしい歌が あなたのあの歌 希望という名の マーチがひびく
そうよあなたに また逢うために わたしの旅は いままたはじまる
先日、NHKで俳優の近藤正臣(83歳)さんの郡上八幡での暮らしを放映していましたが
最初の画面では、近藤さんは、小学校からのお付き合いだった奥さんが亡くなり、
「何の欲も希望もなくなった・・」とおっしゃって暗い表情をされて・・・
まるで”悟りを開いた僧侶”?(そんな僧侶がいるかいないか不明ですが)のような雰囲気でした
しかし、番組の後半では、奥さんが亡くなって2年たち、地域の人たちとの交流などもあり
最近は「食欲」という欲も出てきた。もう少し自然体で生きようと思う・・・と
少し明るい顔でおっしゃっていました
人間、何らかの希望がなければ生きる気力も無くなってしまいます
自宅の柿の木に来る「猿」への愛情も感じられ少しずつ心の変化も見受けられました
もっともっと色々なところでご活躍して頂きたいと思いました
私達も応援して下さる皆様にお会いする楽しみが生活の中で希望の灯の一つとなっています