ボランティア演奏日記 「あきらとマドンナ」

訪問先でのハーモニカ演奏の記録と、時折、趣味の旅の様子等掲載しています

遠野"でんでらの"と青森[風車の祭り] 6/23(金)NCS様NO.45

2017年06月23日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏
 今日は今月の誕生月の方が3名いらっしゃるので
誕生会を開催したいと事前に連絡がありお祝いをしました
電気を消してローソクを立てて各当者各自に吹いてローソクの火を消し
その後で皆とケーキを頂きました(^^)/

職員の方もご利用しゃの皆様も笑顔が素敵で楽しく演奏をさせて頂きました
「とうほぐのうた」をわたすがうだうと、日ごろ無口の男性の方が
「オレ、これ知っとる・・・昔聞いた!」と満面の笑みを浮かべておっしゃいました
何か楽しい思い出があったのかもしれません。

トシを取ると”姥捨てやら姨捨やら楢山節考」等
年寄りを遺棄?する話ばかり連想してしまいがちですが

以前読んだ本の中に・・・
「沖縄と津軽に認知症にかかった年寄りを祝うお祭り?」があるとか・・

沖縄では認知症にかかったお婆ちゃんを
乳母車に乗せて村を行列して歩き
行列を見た人は「ああ又一人増えたか・・」と行列に参加?する人も・・
乳母車のお婆ちゃんは手に風車を持たされて
「風車の祭り」と呼ばれているそうですが・・・
今でもあるのでしょうか??こんな夢のような話・・

又津軽では呆けた老人を”二度ワラし”と呼び
幼児に接するように相手をしているとか・・


しかし、同じ東北でも岩手の遠野では”デンデラノ”といわれているところがあって
年寄りは一定の年齢になるとそこに連れて行かれて
老人達はそこで集団で暮らした・・・そんな跡地もあります。
私がそこを訪ねたときは・・石が積んであってみかんが一つ備えてありましたが
なにかとても侘しい気持ちがしました

現代の介護施設・・・昔から比べたら正に天国かも知れませんね!

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どうすりゃいいのさ・・このアタシ・・6/19(月) ANR様No.40

2017年06月19日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏
 いつも私達を贔屓にして下さった96歳のKさんが・・・
5月の演奏を聴いて頂いて10日後に亡くなられました
100歳まで生きる!と言っておっしゃっていましたが残念です
ご冥福をお祈りしたいと思います

明治から大正・昭和初期の歌をご存じの方が段々少なくなって来ました
あと10年も立てばほとんどが忘れ去られてしまう歌になってしまうでしょう
特に超高齢者の方が多い施設では選曲をもう1度見直して
極力その時代の曲を演奏する方針に転換したいと考えています
歌は世につれ・世は歌につれ・・
最後にご自分の育った環境を思い出し懐かしんで頂ければ幸いです
今日は誕生月の方がお好きな曲「きよしのズンドコ節・雨の慕情」等を演奏・・
入所者の皆様もご一緒に歌って頂きました

又、手先の器用な方がいて色々な作品を紙や布で作成されるようですが
見事なものです

帰り際にそのご婦人から家内に”楽しかった”からと「色紙で作成された傘」を頂きました
ありがたい事です(^^)/

話は変わりますが・・
「高齢者の肺炎はもう治療しない」と日本呼吸器学会のガイドラインが示したとか・・
大体人間って勝手なもので・・・
治療しないと「年寄りを見殺しにする気か!」等と評論家のセンセ方が
口角泡を飛ばすがごとく息まかれますが・・
一方では「高齢者に延命治療は健康保険のムダ遣い・・自然のままにせよ」と言う
センセイ方の意見もあるのも事実です

高齢者の介護経験のある人の多くは
最初のうちは何とか頑張って介護をしていますが
あまりに長い間介護ををしているうちに体力も気力も疲弊して
「あぁ~・・いつまで生きるんだろう・・・」と心の中で思ってしまいます
延命か成行か・・・これは家族等当事者しか解決できない問題だと思います
一つ一つケースが違うのでこれが正しいという答えはありませんよね。
医者が”年寄りの肺炎には高度な治療をしたくない”というなら仕方がありませんね!
私のような高齢者は極力肺炎にかからないように気を付けるまでです

鎌田先生が女優さんとの対談でもおっしゃっています
「人間が生きていく上で、医療とか福祉とか介護は大事で、
特に医療は治すことが95%ぐらいでものすごく大事なんだけれども、
人間は年をとるし、いつか死んでいくというのが定めですから、
だとしたら全部の人を治し続けられないですよね。
治せないときに温かな医療がないというのはとてもつらいことじゃないか。
それから、命は救ってくれたんだけど、手足が不自由というか、
右手足の麻痺(まひ)が残って生きざるを得ない人の悲しみを、
今の医療はきちんと聞いてあげてないですよね。
障害を持ちながら生きる人たちが、それでも生きていてよかったと思うためには、
何か、ほんのちょっと温かさが必要なんじゃないかと、いつも思っているんです。」

しかし、なかには・・・
「長生きして皆に迷惑をかけてやるんだ!!」と息巻いている
ヒネた爺さんもいるようですが・・笑
 
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看取りは病院か施設か・・ 6/17(土)AKN様NO.94

2017年06月17日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏
 未熟な我々を長い間見守って育てて頂いたと言っても過言ではないAKN様・・・
今まで63か所でボランティア演奏をさせて頂いてきましたが
その中でも2番目に古いご依頼先です


娯楽室には「あきマド」の写真が飾られています。(恐縮しています)
施設長にも色々良くして頂いていますが
このたび、初めのころからいらっしゃった入所者お二人が相次いで亡くなりました
お二人とも施設で看取られたと言う事です

最近は何でもかんでも病院にかつぎ込むのではなく
ご本人の様子次第、家族との話し合い・ご希望で施設で看取って頂く・・
そうのような事例が増加しているようです
確かに・・機械的な対応で天寿を全うするのではなく
自分が暮らした部屋・面倒をみてくれたスタッフに囲まれて
あの世とやらへ旅立つのもいいのかもしれません。
施設長をはじめスタッフの皆様も大変だったと思います。
しかしお馴染みさんがいなくなるのは寂しいものですね

今日は天候も良く入居者の皆様もご機嫌でハイな気分で
ナツメロを約1時間おついあい頂きましたが楽しんで下さいました

その中で「あざみの歌」を演奏しましたが・・・
ふと見ると”おにあざみの花”が花瓶にさしてありました

それを見て今は亡き私の友人が自分のガールフレンドを”おにゆり”さんと
呼んでいたのを想い出しました。
”鬼百合”であろうが”鬼あざみ”であろうが+
自分が気に入った女性ならそれでヨシ!としましょう(^^)/
しかし、顔見知りが段々帰らぬ旅に出かけていくのは寂しいものです
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自意識過剰なオ〇さん達・ 6/16(金)AIAII様N0.34 芸道一代

2017年06月16日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏
 今日も皆様に歓待され気分よく演奏が出来ました

リクエストを頂いた「芸道一代(美空ひばりさんの唄)」を演奏したところ
「自分の母のことや好きだったひばりさんのことを思いだしてしまった」と涙され・・・
それでも涙されながらも歌われて感激しました。
男性の皆様も今日はご機嫌で笑顔を見ることが出来て良かったです

こんな純情な方ばかりなら苦労はいたしませんが
ひねた?おばちゃま達にもたまに巷で出会う事があります
50~60代の”お〇はん”達・・・・・
うっかり声を掛けようものなら、まるで汚いものを見るかのような
重そうな瞼をこじ開けた目で眉をひそめてオジサンを避けようとなさいます。

その点40~50代でも、どう見ても30代にしか見えない女性もいらっしゃいます。
一寸声をかけてみようかと「△◎ちゃん、時間空いてる?」と声をかけても
可愛い子ちゃん系の女性は警戒しつつもお相手をして下さいます。
だから可愛い子ちゃん系は、よけいモテるのです。

「若い子は、ハナから自分の正式な?お相手と考えていないから
平気でオジサン達のお相手をしてくれるのよ!・・分かる?
あきらさんは真面目だからそんな事しないと思うけど・・
50代や60代のオバサマ達は、声を掛けてくるオジサンたちを
男として意識して自意識過剰になってるんじゃないかと思うのよ!」

「えっ!マジッスか!!それって浮気相手を探していると言う風に思われているわけ?」

「まぁ・・そんなところかもね!」

最近50代の女優さんに素敵な方が目白押し・・・
女は80歳から・・ともおっしゃる方もいますのでまだまだご活躍頂けそうです

想い出せば昨年も同じようなことを云った事がありました・・・
昨今物忘れが顕著に・・・

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カード詐欺に・・6/13(火)いきいき教室No.47

2017年06月13日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏
 今日は係員から「カード詐欺」についての話がありました
所属する施設の利用者の女性がクレジットカードを見知らぬ男に渡し
「20万円引き出された」という話でした
見事に物語を組み立てて、何人かの男が役を替えながら暗証番号を聞き出し
銀行の関係者にバケた男がカードを受け取りに来てカネをおろす・・

一人暮らしの高齢者は頼る人もいないため騙されやすいようです

この女性・・・見事騙されはしたものの・・・
カードを渡した後で不安を感じて通っている施設に電話・・
施設ではすぐ警察に連絡するなどの対応をしたため
被害が少なくて済んだようでした。


今日の演奏は「高峰三枝子」さんのファンの男性がいらっしゃったので
「南の花嫁さ・小雨の丘・・」他を演奏しました。
昭和15~17年頃の曲ですが情緒があってなかなか良い曲だと思います
もちろんスタッフの方はご存じありませんが
対象が高齢の御利用者と言う事を念頭に置き
ナツメロを吹き続けたいと思っています

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死という言葉は禁句? 6/12(月)HIP様No.20

2017年06月12日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏
 今日も、”旧少年・少女合唱団”の皆様は元気に歌って下さいました(笑・)
今日の演奏曲は
「牧場の朝・ローレライ・この世に花・あざみの歌・くちなしの花
瀬戸の花嫁・うそ・矢切の渡し・長崎は今日も雨だった・雨降りお月さん
柳ケ瀬ブルース・雨の慕情・有難や節」ヨタ話をしながら丁度1時間で終了
特に男性の方が喜んで下さって時折、ヨタ話に反応して笑いながら
手拍子等入れて下さったのを有難く感じました。
女性の方々が喜んで下さるのは当たり前・・・
男性が楽しんで下さると本当に嬉しいです

高齢者施設では「死ぬ・とか あの世・」とかの単語・言葉は
他の皆様は、極力避けておくちにされないようですが・・・
私は細心の注意を払いながらですが、お構いなしにしゃべります。

誰でも、”死”は避けられませんしいつかは直面することなので
かえって明るく面白おかしく話をすると皆様も喜んで?下さるように感じます
モチロン時と場合にもよりますし、病人には別ですが・・

元気な年寄りは比較的平気です・・・なぜか??・・・
それは「自分は大丈夫・他人事のように思っている」からだと思います
私だってそうですから・・そうでなかったら生きていけませんからネ・・

「どうせ一度はあの世とやらへ・・」
そう言えばこんな文句で始まる”流転”と言う歌があったことを思いだしました
秋になったらレパートリーに加えようと思います

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東北人は暗い?X面白い? 6/9(金)AIK様No.51 「おいらのふるさと」

2017年06月09日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏
 今は昔4年前・・・はじめに伺った頃を思うと夢のようです
当時のAIK様は、室内は片付いていないし、演奏の用意もしていない
イライラすることが多くてもう訪問を断ろうと思ったこともありましたが
利用者の皆様が喜んで下さるので・・もう少し我慢してうかがおうか・・と
そのうち責任者も変わったりして徐々に雰囲気も良くなり
今では私にとって優良?訪問先に変身?してしまいました
お伺いして楽しい施設になってしまって・・・不思議です。

今日も職員の皆様に、色々お心遣い頂き恐縮してしまいました

途中でハーモニカを持っている方ともご一緒に演奏・・・

昔に比べご利用者の皆様もトシを召されておとなしくなりましたが
それでも曲にまつわる思い出をお話になる方もいたり、
皆さん調子は外しながらも声を出して歌っていらっしゃる・・・
手拍子なども出て大いに盛り上がりました(^^)/

途中の休憩時間に「おいらのふるさと」と言う東北弁の歌を
私が面白おかしく歌ってご紹介しました
この施設でも九州方面をはじめ色々な故郷をお持ちの方がいらっしゃいます

東北はイメージ的に”暗い”・・この曲も単調で”暗く悲しい内容です”
でも、じっくり歌って聞いて見るとその中にユーモアを感じます
東北人は本当は面白い人が多いのでは?!(^^)!?と思いました

今日も元気を頂いて帰宅することが出来ました!感謝!



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バスタオルを返せぇ~ 6/7(水)UD様No.81

2017年06月07日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏
 6月最初の訪問先での演奏・・・
男性のご利用者が多く職員の方々の応援もあって
楽しく演奏を終了することが出来ました
雨にちなんだ曲を中心に選曲しましたが・・
「長崎は今日も雨だった」等は皆様大きな声で歌って頂きました
アンコールは「有難や節」・・・
若い職員さんは「聞いたことない曲だ」とおっしゃいましたが
面白い曲ですね!と笑って・・・・

今日の休憩時間は、昨日まで行っていた旅の話をしました

相棒が「さくらんぼを食べさせないとモぅ演奏につきあわん!」と我儘を言うので
やむを得ず山形県上山市のさくらんぼ農園まで出かけました。

さくらんぼと言うと「佐藤錦」ですが
しかし時期的に早く食べごろは6/20過ぎくらいになるそうです

そこで「べにやさか」と言う品種のさくらんぼ狩りを行いました
比較的低い木にはさくらんぼが鈴なり・・・
農園の近い場所は、誰しも一刻も早く食べようと手を伸ばす人が多いせいか
かなり食い尽くされて実は少ないです
コツは指定された農園の一番奥までまっしぐらに行くことです
あまり人もいなくてたわわになったさくらんぼが食べ放題・・・
ざる一杯・ケース一杯くらい食べても平気です
佐藤錦の赤く色づいた実もありましたのでとって食べましたが
品の良い甘さに満足・満足・・・

夜は、皇太子ご夫妻も宿泊したと言うホテルに宿泊・・・
温泉に入りノンビリ・・・・と・・・と・・・

相棒が血相を変えてやってきました。

「パパ・盗られた・盗られちゃったぁ~・・・!!」
「はぁ?何を?」
「脱衣かごに入れていたバスタオル・拭こうと思ったらナイノ!誰か持って行ってみたい・・」
「えっ!!・そんな奴いるの??それで他の物は??!」
「バスタオルだけみたい・・・」
今まで幾多の旅を重ねてきましたがこんな経験は初めてです。
世の中・・・油断がなりませんねぇ~・・
泥棒さん・・どうせ持っていくなら女房ごとお願い痛します

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