田舎神職の人生-自然の中で生きる

神明社に奉仕しながら、気ままに生きる日々の暮らしを、生かされて生きることに感謝しながら綴っています。

我が家のラッキョウは不作でした

2014年06月16日 17時36分57秒 | 日記
 昨日ラッキョウを掘って一晩乾かしたものを選別しました。来年の種にできそうなものを400粒残して、粒の小さいものを家に持ってきました。



 昨年よりも粒が小さく、全体の量も昨年の半分以下でした。前の年よりも種を300粒ほど多く入れたので、収穫が半分ということは、かなりの不作ということになります。
 その原因は分かりません。新しい砂地の場所で、根元にたっぷりと堆肥と配合肥料を入れたのですが、結果はダメでした。肥料のやり過ぎかもしれません。植える時期が早かったのかもしれません。今年は8月のお盆過ぎに植えてみようと思います。

 まあ小さいラッキョウは食べ易いので、明日は根を取ってもらって、塩漬けにしようかと思います。
 昨年漬けた6キロのラッキョウ漬けはほぼそのままになっています。毎日せっせと食べなくては、入れ物が空かなくて困ってしまいます。置き場所にも困ります。

10分間の話にその人の人生、人柄を知る

2014年06月14日 12時01分01秒 | 日記
 2泊3日、前泊も含めると4日間かけて、神道講話の研修会に参加してきました。
 北は北海道、南は鹿児島県まで全国各地から集まった46名のすべての人が、10分ずつの持ち時間で講話をします。20代初めの若い人から70代後半の人まで、大社の宮司さんや禰宜さん、小さな社の宮司さんなどそれぞれ違った環境の中で神社に奉仕している人が、自分の体験や考えていることを、「氏子や青少年に話す」という設定で話をしました。

 自分の考えを切々と訴える人もいました。静かに穏やかに語りかけるように話す人もいました。歯切れよくテンポよく話す人もいました。話す内容も話の構成もそれぞれ違っていて、いろいろな工夫があり準備が感じられました。
 そして、一様に表情が穏やかで言葉が丁寧でした。普段、神社で白衣を身に着けて、このように穏やかな笑顔で、参拝者に接しておられるのだろうと想像できました。
 わずか10分間の話から、一人一人の生活する姿や人柄が何となく想像できました。「春風のようにあたたかく人に接する」とはよく言われますが、皆さん誠実で謙虚に話をされていました。
 今さらながら、学ぶことの多い研修会でした。
 

初めての「赤ちゃん訪問」

2014年06月10日 10時12分48秒 | 日記
 柏崎市の主任児童委員の活動として「赤ちゃん訪問」をしていますが、私はこれまで一度も訪問したことがありませんでした。同じ地区の女性の委員にみんなお願いしてきました。

 今日初めて、赤ちゃん訪問をしてきました。連絡を取って今日の訪問日時を決めていましたが、訪問するまではちょっと緊張しました。身なりを整えて身分証明証を首にかけて玄関のインターホンを押しました。
 玄関ドアが開いて、若い母親に抱かれた生後3か月の赤ちゃんを目にして、緊張が一瞬にして無くなりました。
「いや、可愛いね」「おはよう」「お目目パッチリだね」
思わず声が出てしまいました。
 柏崎市の子育て支援センターからの資料を渡して、西山子育て支援室のことなど話をしました。みんなよく知っているみたいでした。

 私が「主任児童委員をやっている別山の栗田です」と最初に名のって訪問したことで、若い母親は
「私の同級生に栗田さんがいるんです。」
といいます。名前を聞いてみたら、我が家の息子でした。

 相手にも信用してもらい、満足して帰りました。

日帰りで東京の研修会に参加

2014年06月08日 19時02分50秒 | 日記
 昨日は、東京の神社本庁で研修会があったので参加してきました。それも新幹線のお蔭です。

 長岡発10地38分発の上越新幹線で東京に向かい、途中大宮で乗り換えて新宿へ、そして代々木に着いたのは12時50分頃でした。約2時間半で会場まで行くことができました。
 研修会は、午後2時に始まって6時に終了でした。全体で4時間の研修でした。
 終わってすぐに歩いて駅に向かい、東京駅で特急券を買って6時52分の「Maxとき」に乗ることができました。長岡駅には、夜の8時41分着で、妻に迎えに来てもらい家に着いたのは10時過ぎでした。

 今は上越新幹線のお蔭で、長岡から東京まで1時間45分ほどで着きます。私の若い頃の特急「とき」の比べたら半分の時間です。さらに、150年前の鉄道ができる前は三国街道を歩いて長岡から江戸までは雪のない時期でも7日以上かかったようです。6泊以上となると宿料も高額になり、今の新幹線の特急料金の比ではないでしょう。7日間歩き通しとは、今の私には到底考えられません。

 便利で楽な時代になったものです。

青少年健全育成市民会議総会で講演する

2014年06月06日 05時55分21秒 | 日記
 昨夜、柏崎市性荘園市民会議総会で1時間ほど講演をしてきました。

 教員を退職してすでに5年が経ち、特に話も無かったのですが、在職当時児童に話をしたことなどを伝えました。

 

 例えば、ススキとセイタカアワダチソウを例に、どちらも秋になるとあたり一面咲き誇っていますが、根に決定的な違いがあります。ススキはイネ科で繁殖力が旺盛でどんな場所でも増えていきます。セイタカアワダチソウは他の植物の成長を抑える物質を出して他の植物生育できないようにして広がっていきます。私はススキのような人になってほしいです。

 

 田尻小学校の新校舎建築の基礎工事です。基礎は地下50mまでコンクリート杭を打ち込み、なんとその数149本でした。現在の校舎の約4倍の深さまで打ち込まれています。この基礎は校舎ができた今、見えません。誰にも分かりません。見えない誰にも分からない基礎が大きな校舎を支えているのです。

  

 また鏡を磨いた話もしました。自分でも信じられないほどピカピカの鏡になったのです。人も自分を磨くと光り輝くものが見えてくるでしょう。
 最後は、私も好きな菜根譚の『草裡の東瓜』の話で終わりました。

 終わってしばらくお茶をいただいて休ませてもらってから、駐車場に向かいました。なんと立体駐車場は出る車で渋滞です。100台以上の車が1台ずつ料金所を通って出るからです。
 私は、上からくる車を次々に見送りました。「こんなに遅い時間まで、話を聞いていただき大変ありがとうございました。」心の底から感謝の気持ちがわいてきたからです。夕食も食べずに8時半まで聞いてくださった人を皆送ってから、ようやく私も満足して駐車場を出発しました。控え室で15分、駐車場で40分休んで、講演終了後1時間ほど経っての出発でした。