田舎神職の人生-自然の中で生きる

神明社に奉仕しながら、気ままに生きる日々の暮らしを、生かされて生きることに感謝しながら綴っています。

唯 臆病なだけ

2014年06月17日 17時07分05秒 | 日記
 以前聞いたお話です。
「行く手を獰猛な野犬がふさいでいた場合、剣の達人は一刀のもとに切り捨てて通って行った。」
「同じ場面で、剣の名人はそっと気付かれないように、違う道を回り道して歩いて行った。」

 できることなら争わずにそっと避けて過ごしてきた自分です。
 今日も不満に思うことがいくつも重なりました。
 現在家までの入口の舗装工事をしていますが、過去にいろいろあった近所の家からかげで横やりが入って、最初の予定と変わってしまいました。その人も途中の畑に耕耘機や一輪車を寄せる関係で階段が困ったのでしょう。利用する回数は圧倒的に我が家に関係するのですが、歩くには急こう配で困ってしまいます。

 7月の予定を聞いて自分の予定を立てたのに、今日届いた案内は日が変わって私の予定がある日と重なっていました。「わざわざ私が期日を確かめたのにどうして変えたのか。そして何の言葉のないのか。」と不満でした。大事な会なのに欠席連絡をどうしようか一日中考えていました。

 「まわりからはそのようにしか見られていないんだなあ」と残念でなりませんが、争うまでもないかなとそっとしておきます。争って議論では勝っても、先々根に持たれて破れてしまうと家族に被害が及ぶことを恐れます。
 自分は名人ではなく、唯の臆病者です。