田舎神職の人生-自然の中で生きる

神明社に奉仕しながら、気ままに生きる日々の暮らしを、生かされて生きることに感謝しながら綴っています。

10分間の話にその人の人生、人柄を知る

2014年06月14日 12時01分01秒 | 日記
 2泊3日、前泊も含めると4日間かけて、神道講話の研修会に参加してきました。
 北は北海道、南は鹿児島県まで全国各地から集まった46名のすべての人が、10分ずつの持ち時間で講話をします。20代初めの若い人から70代後半の人まで、大社の宮司さんや禰宜さん、小さな社の宮司さんなどそれぞれ違った環境の中で神社に奉仕している人が、自分の体験や考えていることを、「氏子や青少年に話す」という設定で話をしました。

 自分の考えを切々と訴える人もいました。静かに穏やかに語りかけるように話す人もいました。歯切れよくテンポよく話す人もいました。話す内容も話の構成もそれぞれ違っていて、いろいろな工夫があり準備が感じられました。
 そして、一様に表情が穏やかで言葉が丁寧でした。普段、神社で白衣を身に着けて、このように穏やかな笑顔で、参拝者に接しておられるのだろうと想像できました。
 わずか10分間の話から、一人一人の生活する姿や人柄が何となく想像できました。「春風のようにあたたかく人に接する」とはよく言われますが、皆さん誠実で謙虚に話をされていました。
 今さらながら、学ぶことの多い研修会でした。