田舎神職の人生-自然の中で生きる

神明社に奉仕しながら、気ままに生きる日々の暮らしを、生かされて生きることに感謝しながら綴っています。

青少年健全育成市民会議総会で講演する

2014年06月06日 05時55分21秒 | 日記
 昨夜、柏崎市性荘園市民会議総会で1時間ほど講演をしてきました。

 教員を退職してすでに5年が経ち、特に話も無かったのですが、在職当時児童に話をしたことなどを伝えました。

 

 例えば、ススキとセイタカアワダチソウを例に、どちらも秋になるとあたり一面咲き誇っていますが、根に決定的な違いがあります。ススキはイネ科で繁殖力が旺盛でどんな場所でも増えていきます。セイタカアワダチソウは他の植物の成長を抑える物質を出して他の植物生育できないようにして広がっていきます。私はススキのような人になってほしいです。

 

 田尻小学校の新校舎建築の基礎工事です。基礎は地下50mまでコンクリート杭を打ち込み、なんとその数149本でした。現在の校舎の約4倍の深さまで打ち込まれています。この基礎は校舎ができた今、見えません。誰にも分かりません。見えない誰にも分からない基礎が大きな校舎を支えているのです。

  

 また鏡を磨いた話もしました。自分でも信じられないほどピカピカの鏡になったのです。人も自分を磨くと光り輝くものが見えてくるでしょう。
 最後は、私も好きな菜根譚の『草裡の東瓜』の話で終わりました。

 終わってしばらくお茶をいただいて休ませてもらってから、駐車場に向かいました。なんと立体駐車場は出る車で渋滞です。100台以上の車が1台ずつ料金所を通って出るからです。
 私は、上からくる車を次々に見送りました。「こんなに遅い時間まで、話を聞いていただき大変ありがとうございました。」心の底から感謝の気持ちがわいてきたからです。夕食も食べずに8時半まで聞いてくださった人を皆送ってから、ようやく私も満足して駐車場を出発しました。控え室で15分、駐車場で40分休んで、講演終了後1時間ほど経っての出発でした。