人生黄昏時

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沖縄の仏教 【15】

2017年10月01日 00時02分48秒 | 日記

 袋中良定上人 <4>

沖縄に仏教が伝来したのは13世紀頃

禅鑑が来流し浦添に極楽寺を創建し住寺したと

 

中山世譜・琉球国由来記巻の琉球諸寺旧記序に

仏教が伝来したのが始めてであるとしているが

753年鑑真が来流したと云う伝承もある

 

その後14世紀頃、真言宗・臨済宗が伝来し布教した

両派の修行や難解な仏法の教に比べ

 

浄土宗の教は、易行・易修の教は、ただ念ずるだけで救われ

誰でも特別な修行をしなくても

 

念仏を唱えるだけで救われると教を説いたため

一般民衆に易行易修の信仰が広まった

 

琉球国由来記に「俗にやはらげて」初めて

那覇の人民に伝ふと記述があるように、土着信仰の強い

沖縄においてたやすく受け入れられたと記されている

 

浄土宗は、袋中帰国後継承者がなく

また、三年後(1609年)薩摩藩の侵攻があり

1659年薩摩で行っていた禁教を沖縄においても

キリスト教と浄土宗を禁教とした

そのため浄土宗は次第に衰微していった

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