袋中良定上人 <1>
袋中上人は、沖縄に初めて浄土宗を伝え広めた
浄土宗の学僧で睦奥国磐郡の出身である
(現在の福島県いわき市常磐西郷町)
琉球国由来記や中山世譜に袋中上人の功績、事績が記述されている
仏学を求めて、中国明へ留学を志して渡海する事を決意するが
その頃の国際情勢は
豊臣秀吉の朝鮮侵攻で中国明王朝は朝鮮を支援していた
そのため日本人が明に入国することは困難な時期であった
まず沖縄に渡り、渡明の機会を待ったが
そのような国際情勢のなか、
外国船も日本人を恐れて乗船出来なかった
琉球に三年滞在し渡明する機会を待ったが叶わなかった
その間、袋中上人は浄土宗を教え広めた
熱心な布教活動で
国王・王府の高官始め多くの人々が帰衣する
琉球神道記5巻・琉球往来などを著わし
寺院の建立、伝承など多く残されている
袋中上人にまつわる石碑などもある
北国からすると、憧れの地です。
これからもよろしくお願いします。