人生黄昏時

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硫黄鳥島

2023年03月07日 00時00分32秒 | 日記

   硫黄鳥島は

沖縄における最北端の島

 

県内唯一の火山島で硫黄の産地であった

行政区は沖縄県島尻郡久米島町「鳥島」となっている

 

北緯27度線は鹿児島県与論島と

沖縄本島北の端国頭村との中央(海上)が境目

 

硫黄鳥島(いおうとりしま)は

鹿児島県奄美郡島徳之島の西約65㎞

両県の境目より遥か北に位置しているのに

 

何故か

沖縄県島尻郡久米島町に属している

 

それも 北側の国頭郡ではなく

南側の島尻郡に属している

 左下が久米島       赤丸が硫黄鳥島

沖縄県は明治以前 独立国 

琉球国であった

 

中山王蔡渡は明の洪武帝から朝貢するよう迫られていた

1372年に蔡渡王は応じて入貢する

 

南山王承察渡、続いて北山王羽地も1383年に入貢した

硫黄と馬、摺貝など琉球から貢物としていた

 

特に火薬の原料として硫黄が重宝された

この硫黄は硫黄鳥島から採取された物である

 

琉球国は1609年に薩摩藩の侵攻を受け

以後は薩摩藩による 実質的な支配に入る

だが対外的には独立国として存在した

 

そうして 北緯27度線から北側奄美群島は

割譲し薩摩藩の直轄領とした

 

だが硫黄鳥島は琉球国の領地として存置した

明国との進貢貿易を存続させるたである

 

1903年と1959年、1967年の大噴火により

採掘従事者や住民は島外へ移住する

撤退以降 硫黄鳥島は完全な無人島になる

 

久米島に「鳥島」と言う集落がある

硫黄鳥島住人が久米島に

移住した 鳥島集落である

 

第二次世界大戦後も米国軍は

北緯27度線以南を米軍の領土とし

 

硫黄鳥島は沖縄県の存置とした

沖縄県島尻郡久米島町鳥島となっている

 

 

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コメント (2)
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