人生黄昏時

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今帰仁 【24】

2016年02月15日 00時03分28秒 | 日記

  今泊 <5>

今帰仁ノロは

旧今帰仁シマ、志慶真シマ、親泊シマの神事

北山グスク内や、周辺の拝所、御嶽などの

祭祀を執り行ったノロである


今帰仁ノロは

1609年の薩摩軍侵攻によって麓の海岸沿いに

集落ごと移住してきた

その頃から存在していたとしたら


単純に400年前から続いている今帰仁ノロになる

今帰仁ノロ殿内には


仲尾次家の位牌と

ノロの位牌と別々にあり、ノロの位牌は上段

下段とあり上段に八枚あるが判読できない


下段に1代~六代のノロの名前が記されている

七代、八代、九代のノロと続いてきたが

代理ノロのためこの位牌には記されていないと云う


今帰仁ノロは仲尾次家から出て

代々継承され続けて


現在に至っているが代理ノロは

仲尾次家の位牌に記されている


また、ノロ墓に20基の厨子甕があると言う

ノロ墓には本ノロのみが葬られ

代理ノロは、ノロ墓に葬られることなく

仲尾次家の墓に入っている


今帰仁ノロは現在も代理ノロが

祭祀を執り行っている

今帰仁ノロは今で言う

地方公務員である


作得表高 米3石8合9勺8丈

雑穀物 3石4斗1升4合5勺5丈

社禄の給与額(1910年)200円(証券)

12円80銭(現金)などの記録がある

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