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新国立はアスリート中心で外苑100年の歴史・景観・渋谷川の地質を理解できる国内建築家の設計で

2015年07月22日 | 東京都政・東京五輪・新国立競技場・神宮外苑開発
 白紙になった新国立競技場の設計は、アスリートの意見を取り入れられる体制にすることから始めなければなりません。
 週刊金曜日〔2005、3,18号〕の記事を分析していますが、神宮外苑再開発計画には大手広告代理店電通社員の一級建築士白州達也氏が絡んでいる疑いもでてきました。彼は早稲田大学理工学部卒業ですので、東京都都市整備局長・技監(7月16日東京都技監に、副知事に次ぐ№3。東京都都市整備局長・都市整備局技監は兼務)安井順一氏と同じなので、森喜郎元総理の「稲門会」関係者はこの問題からは外しましょう。
 テレビに出演されて色々と正論を発言している建築家森山高至さんは、競技場西側敷地は、新宿御苑付近を源流とする渋谷川の軟弱な地盤であり、しかも競技場の上物だけを解体したので、数千から一万本近くの地中杭が残っているから、これを活用すべきだと言われています。

 東京都は、2013年6月17日に規制緩和の「都市計画神宮外苑地区計画」を決定・変更してしまいました。ここの敷地が容積率を300が600㌫に高さを80㍍の規制緩和によって現在、日本青年館とJSC(日本スポーツ振興センター本部が合築される地上16階・地下2階のビル建設が、久米設計と(株)安藤ハザマによって7月1日着工しました。
東京都公式ホームページ「都知事の活動」には
『神宮外苑地区まちづくりに係る基本覚書締結式
 平成27(2015)年4月1日(水曜)、神宮外苑地区内の関係権利者6者と東京都による、神宮外苑地区まちづくりに係る基本覚書の締結式に出席しました。
 都は、平成25年6月、神宮外苑地区における国立競技場の建替計画の具体化を契機に、同地区一帯の再整備を進めるための「東京都市計画神宮外苑地区地区計画」を決定しています。
今後、国立競技場建替えに引き続き、地区計画に定めた、新国立競技場と青山通りに挟まれた神宮外苑地区内の緑豊かな風格ある都市景観を保全しつつ、スポーツクラスターと魅力ある複合市街地を実現することを目標に、再整備に向けた具体的な協議を進めていきます。
 締結式で知事は、「この神宮外苑地区は、大正時代からスポーツのメッカとして栄えてきたところ。今でも、緑あふれる、スポーツのひとつの拠点です。これから、都市計画変更を含めて必要な手続きを終え、オリンピック終了とともに、直ちにこの大きな開発計画を前に進めたい。2020年の後を見据えた大きなレガシーとして神宮外苑地区が生まれ変わる第一歩が踏めたことを、大変嬉しく思います」と話しました。』とあります。

 >覚書の締結に出席した人。写真左から「一般財団法人高度技術社会推進協会中村常務」「独立行政法人日本スポーツ振興センター河野理事長」「宗教法人明治神宮中島宮司「東京都舛添知事」「日本オラクル株式会社岡野社長」「伊藤忠商事株式会社松原社長」「「三井不動産株式会社菰田代表取締役」<

 舛添知事は厳しい政府批判を繰り返していますが、都民世論の反映で喋っているだけで、都議会最大与党の自民党に一喝されればどうなるか分かりはしません。
 さし当たっては、下村博文文科大臣と河野一郎JSC理事長は、今回の責任から辞任させましょう。また、お化けのようなJSC有識者会議は解散させましょう。その上で有森裕子さんらのアスリートと建築家槙文彦さん、スポーツ評論家の玉木正之さんも加わった遠藤利明五輪大臣の諮問機関を設置し、サブトラックが在り、観客席だけ屋根がついたシンプルなデザインで、神宮外苑100年の歴史と景観を護ることが出来る日本人建築家によって設計して欲しいと願っています。

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