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JSCに電話をしてザハ・ハディド作品の選定経過を確認しました

2015年07月08日 | 東京五輪・新国立競技場・神宮外苑開発
 管理人は本日JSCに電話をして英国建築家ザハ・ハディド作品の選定経過を確認しました。
  2012年11月に安藤忠雄審査委員長が第一次、第二次選考を経て最優秀作品にザハ案を決定しました。
 安藤氏は世界に誇る富士山は自然が作り出したものだ。建築物として世界に誇れるものを作りたいと言ってこのザハ案を強く推薦したとJSCの担当者がそっと漏らしくれました。
  2013年3月にザハ氏が来日する以前に、スカイブリッジの北側部分(首都高速4号線とJR中央線・総武線)に橋を架けて新宿区道43-120号に接する二本のアプローチは中止することを申し入れデザインを修正しました。そしてその修正作品に対して表彰したことになります。ここに国民が理解しにくいカラクリが潜んでいます。
 東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会が、2013年1月7日、14項目から成る【立候補ファイル】を国際オリンピック委員会(IOC)本部(ローザンヌ)へ提出した際の【パース写真】は、ブリッジの部分が修正されたものだったことを確認しました。
  基本設計をする段階で、更に縮小し現在のデザインとなり、2520億円の実施設計で契約、10月着工の強硬姿勢をとっています。

 JR中央線・総武線にブリッジを架けている作品は、ザハの作品番号17と作品番号23:黒川・DNA・オリエンタルコンサルタンツ・ナインステップス設計共同企業体のみの2作品だけで、第一次選考の11作品中にはザハ案だけとなっています。
 【JSC新国立競技場 国際デザイン・コンクール報告書
作品番号23はJR信濃町駅と千駄ヶ谷駅に直接接したブリッジが架けられていますが、駅舎の改修が前提となる案なので実現性はありませんね。
ブリッジ部分を拡大した図

「計画対象範囲」を遙かにオーバーし、二本のブリッジに実現性のない作品番号17のザハ案です。



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