Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

トーハク本館

2012年11月05日 00時00分13秒 | 美術館・博物館etc.
トーハクにて中国の至宝展を鑑賞した後は本館へ。
特別展『出雲 聖地の至宝』へ。 サイト

古代の出雲大社の神殿模型を見て実物を想像していたら、
スケールの大きさにフラフラ~
(会場が狭い分、人口密度高かったし

ややお疲れモードで総合文化展へ。

4室 茶の美術
 特別陳列「広田不孤斎の茶道具」 11月25日(日)まで 展示リスト
 広田松繁(まつしげ)氏は古美術商だったそうで、中国陶磁を扱っていたそうだ。
 茶道具を収集したのは晩年だったとか。
 (当然、茶の湯にも親しんでいたのだろうなぁ)
 だから、東洋館によく展示されていたのか、と今更ながら納得する。
 そして、このタイミングでの特別陳列がかかるのは、やはり平成館の中国展とのリンクなんだろうなぁ。
 4室以外も書画のところで中国から入ってきたものがちょこちょことあった。

 思えば、東洋館の休館も約3年という長いスパンでのリニューアルになったわけだけど、
 この間、平成館では特に中国関係の特別館がよくかかっていたようにも思う。
  (染付展とか故宮展とか)
 東洋への興味が薄れさせないための配慮だったのかな?

 そんなことを思いながら鑑賞。
 彫三島の茶碗こそ高麗ものだが、豆彩の水指とか青磁の花入など中国産の道具が多い。
 やはりその筋のパイオニアだっただけ、“見立て”の趣味はいいなと思った。

8室 暮らしの調度 展示リスト
 9月に訪れた時も思ったけど、やはり永楽保全と和全の茶碗が並んで展示してあるのが注目。
 
13室 陶磁 展示リスト
 楽家のものが常慶の獅子香炉と一入の四方黒楽茶碗。
 どちらも何度か拝見したもの、
 黒楽は長次郎のムキ栗の写し。
 泉屋博古館にも一入の赤楽四方茶碗(ムキ栗の赤バージョン)あるけど、やはり黒がいい。

8室にも13室にも仁清の茶碗と仁阿弥道八の鉢があって、さりげなく展示されているけれども、とても逸品。

※東洋館リニューアルオープン 2013年1月2日(水)
 次はこちら狙いだね

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★東京国立博物館バックナンバー
2012年10月 『中国 王朝の至宝』展
2012年9月 「流れ圜悟)公開
2012年7月 総合文化展
2012年4月 『ボストン美術館 日本の至宝』展
2012年1月 総合文化展
2012年1月 『北京故宮博物院200選』展
2011年11月 特別展「法然と親鸞」と平常展
2011年7月 総合文化展 
2011年5月 特別展「写楽」
2011年2月 総合文化展と平山郁夫展
2011年1月 総合文化展
2010年10月 平常展
2010年8月 トーハクの茶室見学ツアー
2010年8月 『中国文明展』と本館平常展
2010年5月 特別展『細川家の至宝-珠玉の永青文庫コレクションー』(後期)
2010年4月 特別展『細川家の至宝 珠玉の永青文庫コレクション』(前期)
2010年3月 没後400年 特別展「長谷川等伯」
2009年11月 『皇室の名宝展2』
2009年8月 「染付-藍が彩るアジアの器-」
2009年1月 『妙心寺展』
2008年12月 平常展
2008年11月 『大琳派展』
2008年9月 特集陳列「茶人好みのデザイン~彦根更紗と景徳鎮」
2008年8月 『対決 巨匠たちの日本美術』
2008年1月 本館の平常展
2008年1月 陽明文庫創立70周年記念特別展「宮廷のみやび-近衞家1000年の名宝」

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