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死の白鳥も飛んだ、トランプVS金正恩に迫る正面衝突

2017-04-10 06:11:10 | 政治


中国の王毅外相は米国と北朝鮮を指してこう宣うた。「両国は互いに加速しながら譲らない2台の列車のようだが、正面衝突の準備はできているのか」

「まさにその通りですよ。31日から米韓軍事演習が過去最大規模で始まりましたが、米軍は原子力空母は投入する、原子力潜水艦は展開させる、攻撃型無人機は配備する、と北朝鮮への圧力を強める一方。

片や北朝鮮は6日、日本海に向けて4発のミサイルを同時発射。在日米軍基地攻撃を担う火星砲兵部隊核弾頭をフル装備し本拠地を焦土化する覚悟を固めたと嘯きました。その上、19日には新型ロケットエンジンの燃焼実験に成功したと発表、22日にもミサイル発射実験を行ったのです」

同日、米軍がグアムのアンダーセン基地から飛び立たせたのは戦略爆撃機B1B。核爆弾を24発搭載可能な通称死の白鳥――

「これでもかという米国の軍事力の誇示にも北朝鮮は先制攻撃でいかなる策動も踏みつぶすと応酬。チキンレースの領域が徐々に狭まっているのです」(同)

「朝鮮半島でこれほどの危機的状況は近年、類を見ません。415日には故金日成国家主席の誕生日を迎えます。また北は何かやってくるでしょうし、その時米国は座視できるのか」

「注目すべきは、従来和戦を巡る大統領の決断を、軍事作戦を含めてNSC(国家安全保障会議)が支えてきましたが、今度は軍事作戦の策定・実施は国防総省が担うようになったこと。

外交や情報など各機関の調整はNSCの役割ですが、こと軍事作戦は国防総省が立案、トランプ大統領が承認すれば実施されるようになったのです」

 かてて加えて、支持率が37%にまで下がったトランプ氏。軍事行動による支持率上昇の誘惑に抗えるのか――それも不安材料だ。

週刊新潮からの引用記事



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