タンニン染め 帆布生地 爺のパッション

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タンニン染めの帆布  ヒントをくれたオヤジが亡くなる

2024-06-03 | 織物のタンニン染め

高齢化社会の中に私もはまってしまいました
およそタンニン染めを初めて30年 
先日 この仕事を考えるヒントを頂いた 先輩に今度東京に出掛けるのでお会いできないか?

と電話を入れてみた 
会社の会長 100歳になってすぐ、  ちょうど一年前亡くなったと 電話口で社長から知らされて ビックリ

無理もないこと 
元気で 時々会社に顔をだす会長  たまたま私が会社に寄ると 和かに迎えて
話が弾んだものだった

  帆布をタンニンで染める切っ掛けが この会長の 革なめしにタンニンの粉を使うと云う教え
 made in イタリーの革のショルダーバッグは原皮の白で色はついていなかった
会長 曰く : このバッグは薄いベージュで原皮だけれど 経年変化で段々と濃い茶色になるんだよ
                             タンニンの粉でなめしてあるので 粉が微妙に変化するんだ
         そして 窓際で日光に当てた日毎に変化する革を見せていただいた

    なめしに使うタンニンパウダーが酸化して色が変わる 木綿の織物でも革と同じ様に 色が変わるかな?
     当時 柿渋染めで 色が変わっても 安定せず 失敗ばかりしていた頃でもあった

あれから2年 安定したタンニン染めが出来上がったのです

会長 ありがとう 私も80歳 
これからも継続できる体制づくりを始めている 継続は力なり 
売り上げを伸ばすのではなく 地道に仕事を続ける道作り




 


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