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読書の森

ふるさと

「私は宿命的に放浪者である。
 私は古里(ふるさと)を持たない」
と『放浪記』に綴ったのは林芙美子です。

自由に憧れた頃、とてもカッコいい言葉に思えたけれど、「最期には安らげる場所に行き着きたい。そこがふるさと」と思える歳になってしまいました。
本来の自分に戻れる空間、自然の豊かな香りがする場所に惹かれてしまいます。

多分、大部分の都会人(いわゆるサラリーマン)は安らげる空間や家族の中で憩う事を思いながら、果たせずして終わっていたのでしょう。
幼い頃の懐かしい「ふるさと」に憧れても、その故郷はもはや同じふるさとではないのかも知れません。

戦後、同じ土地にずっと住み、馴染んだ場所で馴染んだ近隣と生活していく暮らしの息苦しさから抜け出したいと、若者は都会に集中していきました。
世の中が変わり、在宅ワークが普及して、最後に頼るものが何か分かった時、その逆の現象が起きているのかも知れませんね。

社会事象を観るのはこれでおしまい、私自身の目の前の暮らしを考えていきたいです。
私のふるさとを探してみました。



公園の小鳥、近づいても逃げない、とても人なつこいのでビックリしました。名前を調べるとハクセキレイ言うのだそうです。





11月は亡母の誕生月で「一番好き」と言ってました。春の方が新鮮と反発ばかりしてましたが、11月の自然はホントよろしいです。


私の移動に合わせるかのようにかのハクセキレイ君がきました。もう少し近づいてみたかったです。(小さくてすみません)
それにしても、カワユイ目をしたなつこさは愛らし過ぎて❣️
「飼いたーい」ですが、野鳥保護の観点から飼えないそうです。
ちなみにセキレイは野鳥の中でも非常に人に懐くのだそうです。
冬は大変ですが無性に小鳥を飼ってみたくなります。

私、無条件で世話が出来る生き物と一緒にいるとその場所に居着く性分でして、それが自分の「ふるさと」なのかも知れません。とんだふるさとでいい加減なものです。







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