読書の森

三崎亜記 『流出』後編



まさかこの作品そっくりのホラー体験をした訳ではない。
情報の流出がどれほど怖いものかを知ったのである。

何かの集まりで自分に関する情報がダダ漏れしてる事を知った。
その詳しい内容を誰も教えてくれないという目に遭った。
それがネットによるものである事は確かだった。
その為に疑心暗鬼になり古くからの友人を疑い、自分から別れを告げた。

今になると早まった事をしたと思う。
訳のわからない情報に踊らされ、憶測を逞しくして様々なものを喪った。
情報を恐れて逃げ回った感じもある。

噂なんてそんなものさ、事実がないんだから気にしなければいいと言う逞しい神経を持ちたいと思う。



情報の中でも事実と異なる事は幾らでもある。
皆が皆、それを見分ける目を持っているかというと、怪しいものだと思う。

特に権威ある立場からの情報は信じやすいだろう。

ネットは便利で最早無くてはならないものである。
しかし、流出した情報が真実かどうかを見定めるのは人間の理性である。

心して情報にあたりたい。

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