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読書の森

お金じゃないよ

「お金じゃないよ」と私が言うと
「じゃあ物なの?」なんて返されそうな昨今です。

食料品が諸事情により高くなってる今、景気対策でデフレを防ぐ趣旨は分かるけど、正直、物が安くなって欲しいし、お金も欲しです。

基本的にお金で動いてる世の中でありますがそれでもあえて
「一番大切なのは心だよ」と言いたい。
この場合、心を愛と解されると困る。

74歳の貧乏人の老婆が「金じゃなくて心」なんて言ってるのはかなり無理ありますがね。更に「愛と誤解しないで」と加えると頭疑われる恐れがあります。

「商売人は大嫌いだ、金儲けの為にズルい事をする」と亡母は本気で言ってました。
父は商売人だし、いくら働いてるからってスズメの涙の母の月収で、「それは無いだろう。何て現実感覚も愛情もない人だろう」と私思ってました。

それで、生まれた時から持家がないので、大好きな旅行も全部諦め、せっせと貯蓄して(ありがたい会社のお陰です)オンボロマンションを購入しました。

家族が失った何かを取り戻せるかと思ってたら、悪口ばかり言い合ってた母も自分の家も、みんな失ってしまいました。

全部なくなって、自己反省や後悔やで悔し過ぎる時期を経て、今やっぱり「心だよ」と思いますね。
現実的には、自分が生きられるだけのものを持った上の事ですが。



営営と人が努力を重ねて作った財産も地位も、大災害や世界大戦で、全て水の泡と帰す事があります。
21世紀に入って次々起こる想定外の事件で、実際に体験された方も多い事でしょう。

そんな時、一番欲しいのが「希望」じゃないですか?
それは、やはり人との触れ合いで生まれるものではないかと思います。
私が何とか這い上がった時、貴重な友人の存在が欠かせませんでした。愛という甘い響きとちょっとニュアンスが違い、お互い同志(同性でしたし)と言う連帯感が持てたからでしょうね。

それともう一つ、自分を信じられる心です。それがないと前に進めないし、努力も出来ない。


何もかも金目の物が無くなっても、最低家と食料あれば生きていけますよね。
自分で自分の生活を不自由なく過ごす事さえ可能なら、無くなる事を恐れるよりも、「条件悪いけど、これからどう工夫して行こう」と計画して実行出来れば、幸せだと思えます。

別に敢えて金を無くす必要はないですし、のんびりと過ごすのが好きならのんびりが幸せです。
側が苦しむ事をしない限り、自由に生きる事が出来たら幸せです。

^_^
敢えて痩せ我慢の記に訂正してしまいました。
出来ますかね?




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