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読書の森

出羽ちゃん

本日は大相撲名古屋場所千秋楽でございます♪






以前巨人大鵬卵焼きの時代の大相撲について触れましたが、私の相撲ファン歴は遥か昔、昭和27(1952)年に遡ります。当時ラジオで相撲中継をしてて横綱の千代の山を知りました。雑誌のグラビアで千代の山の姿を見て「素敵❣️」と思った。何故なら背がスラリと高く(昔から背が高い人に弱かった)、凛々しい面構えの方だったからです。

この大相撲人気が一番高かったのが、栃若(栃錦、若乃花)から柏鵬(柏戸、大鵬)時代ではないでしょうか?栃錦若乃花は人格円満で素晴らしいお相撲さんでしたが見栄えはしなかったみたいです。

当時の自分にとって、スポーツと言えば大相撲で、TV観戦を楽しみにしてました。
恥ずかしながら、大鵬のファンクラブに入会してファンレターを書いた事もあります。
残念ながら若貴が引退する頃同時にファンもやめてしまった。(悪い噂が横行してるのが嫌でした)


ファン歴の長い私が今一番心に残ってるお相撲さんが「出羽錦」です♪

「出羽ちゃん」の愛称で親しまれた彼は、いかにもお相撲さんらしいゆったりした体躯の人で言葉遣いも暖かくほっくりさせてくれた方です。
そうかと言ってノロマではない。非常に頭の働きが良い方でした。

1925年、今の墨田区で生まれたチャキチャキの江戸っ子、東京大空襲など戦火を潜ってる。
不幸な事に相撲界入門を志して親方の門戸を叩いた当日、お母さんが急逝してる。
苦労人です。
見るべき相撲をとってる途中で左膝関節を脱臼してしまい、動きに制限がかかった。
騙し騙し身体を使って、栃若とも柏鵬とも相撲をとる長い相撲人生を送ってます。

在職中からユーモアのセンスがあって、面白い土俵を見せてくれてます。私は解説者としての彼が大好きで、一人一人の相撲取りに暖かいそれでいて的確な解説をしてくれてました。
TVに出演したりエッセイを書いたり、多彩な彼は川柳を趣味にしてます。
2015年、79歳で亡くなる前に残した辞世が
「孫の手握り にっこりとまごまごせずに
友のいる国」
だそうです♪
男女の違いはあれ、理想の人生で心から羨ましい方です。








読んでいただきありがとうございました。

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