新・交差点のらくがき

AIOLOSSの管理人 ちぇきの“らくがき”程度の日記です。

世界の中心で愛を叫ぶ

2005年05月19日 | マンガ・アニメ
昨年ヒットした“セカチュー”をやっと見ました。あれだけ話題になってCMで号泣しているのを見て「どんなモンなのよ?」と思い、大して期待はしていなかったのですが見てみました。そしたらやっぱり期待するほどでもなかった。なんであんなに盛り上がっていたのが分からない?そりゃ人が死ねば悲しいに決まってじゃん。ましてや多感な思春期に好きな人が死ねば、そりゃその後の人生まで引きずる事もあるじゃん。そんなの改めて作品にされてもねぇ。しかも“白血病”って・・・一昔前の少女マンガじゃないんだから。
日本文学ってのは「生きていく事の切なさ、ツラさ」を題材にして発展してきた訳で、それを“死”をフューチャーして泣かせようなんて日本文学としては最悪。まぁ(セカチューの)作中ではその後の“後片付け”の事に重点を置きたかったのだろうけど、どうも『あき』が死んだ所を美しく描きすぎてる気がして、そこにみんなが感動して涙したような気がしてならない。
そう言えばSEEDの最終回で父親・ザラ議長のした事の責任を取ろうとジャスティスと共に自爆しようとしたアスランに対して、カガリが「生きる方が戦いだっ!」って言ってる。つまりそーゆー事。
ツラい事の方が多い世の中で生きていくのがどれだけ大変か。若い頃は死んだ人はかわいそうで、例え自殺した人でもそれなりの決心をして死を選んだんだと思っていましたが、今は少し違う気がする。決して死んだ人がどうでも良いって言ってるのではなく、生き残った者は死んで行った者の為に生きて行かなくてはならない。そーゆー事じゃないだろうか。

あーTSUTAYAが半額の時で良かった。
次は「いま会いに行きます」でも借りてみるかな??


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