本日は満月です。
まさにスーパームーン、立派なお月様です。
幼き頃は、本当にウサギがお餅つきをしている、と信じていました。
年を重ねた今でもロマンは、壊したくないものです。
今年最後の、スーパームーンのようです。
ベランダに出てみると、何か眩しい位の明るさがあります。
街並みの遠い光に負けないくらい、燦然としています。
シルバーウイークも終わり、いよいよ秋も深まりつつあります。
貴船菊もハラハラと、花弁を零しています。
珍しいお花に出会えました。
面高（面潟）であります。
葉が全部こちらを向いています。
鉢植えでも見受けられるようです。
何とも不思議な形であります。
これからは、日一日と寒くなります。
それでも１０月小春と言われるように、暖かい日も多々あろうかと、
思います。
行く秋を存分に楽しみたいものです。
本日は二十四節気の白露であります。
初秋のころ、露が白く結ばれる様を表しています。
今日は、穏やかなお天気で寒くもなく、暑くもなく過ごしやすい一日でした。
このまま雪が降らずに、と誰もが思うような一日でした。
本州では、台風の接近で雨、風による被害が、出始めています。
日本列島は、細長くて、地方によりずいぶんと条件が違います。
異常気象でしょうか、台風、風等随分と多いように思います。
できれば穏やかに秋の訪いが、感じられればと願います。
お茶室はもう秋です。
朴堂御老師のお筆で、昨夜一聲雁とあります。
お花もそろそろ秋めいてきました。
底紅芙蓉であります。
鵜籠に凛と、収まっています。
穏やかな一日には、夕映えがいちだんと綺麗になります。
地上のネオンも、チラホラと彩を添えています。
山の影に隠れた見事な夕映えであります。
時間が経るにつれて、その色が濃くなります。
穏やかな一日の終焉です。
草木も、虫も皆眠りに入ります（いえいえ虫達はこれから、合唱を聴かせてくれます）
コオロギ、鈴虫等耳を澄ませば、あちらこちらの叢から、声が聴こえてきます。
建物の周りは、芝生が取り囲んでいますので、その声を聴くと、秋を感じます。
しばし優しい気分で、時を過ごす事ができるでしょう。
二百十日です。
北の国は、爽やかなお天気で、２６度位あります。
窓を開けても心地よい風が、通り過ぎます。
あちらこちらで、防災訓練が行われております。
東北の震災以来、人々の防災意識は高まっています。
何もない事が良いのですが、何かあった時には日ごろの訓練が役に立ちます。
其処ここに、秋の訪いを感じます。
お茶室のお花も、吾亦紅、蝦夷フウロウが見立て使いで、ヤシの実の花入れに
あります。
オーラク紋のお菓子器には、こぼれ萩と銘のついた金団のお菓子であります。
秋の代表的なお花であります秋明菊（貴船菊）も、そこここに咲き競っています。
コスモスも、最近は早々と見受けられます。
いずれも楚々として、誰もが目を留めるお花であります。
高い所には、ナナカマドが色付きました。
まさに初秋です。
陽あたりの良い所では、葉ももう黄色くなりつつあります。
季節の巡りは、本当に早いものです。
年齢を重ねると、それは痛切に感じられます。
目で見て、肌で感じて、これからの季節の移ろいを余裕を持って
迎え入れられたら、と思います。
