顔回の一期一会

時の徒然なるままに

郷愁

2014-03-28 12:44:18 | オアシス

春は、足踏みしながら近付いて来ています。

先日お天気に誘われて、実家のあった近くのビール園へ出かけました。

薄暮の中で、バスを降りると、昔懐かしい札幌ビール工場の、昔のままの建物が、

威風堂々と存在感を示すように、毅然と建っていました。

残雪の中、薄暮の青さが映えて、眩いばかりでありました。

北海道の、開拓と共に歩んできたサッポロビール園、思わず目をみはりました。

長い煙突も健在で、幼き頃近くの公園へでかけると、この煙突が見受けられました。

今は、資料館、ジンギスカン、ビール園等札幌の一大観光地であります。

この日も沢山の方々が、観光バス、タクシーで来ていました。

言葉も色々耳に入り、記念のカメラを向ける方が大勢でした。

隣には商業施設があり、かなりの変貌を遂げていました。

近くの公園は変わらずに、まだ少し雪に埋もれてありました。

今はもう昔の家もなくて、更地になり、両親も黄泉の国へ旅立ちました。

この景色を見たなら、きっとビックリすること請け合いです。

長い歴史のある建物を、きちんと保存するには、ご苦労が多々あることでしょう。

願わくは、いつまでも消えることなく、残しておいていただきたいものです。

レンガと煙突に残された歴史を、懐かしんだ、一時でした。

 

 


春待つ心

2014-03-20 16:50:15 | 小さな春

毎日が肌寒く、春はまだまだ遠いように感じられます。

遠くの山々は、春霞のようで、どことなく山の雪も少ないかしら???

でも季節は、間違いなく春へ向かっています。

お茶室は、釣り釜です。

五徳をはずし、少しずつ炭火が遠くなるようです。

釣り釜になると、春かなあ~~~と感じられます。

北の国では、雪解けが本当に待ち遠しいです。

出会いと別れ、季節の境目でもあります。

我が家のお茶室には、沢山のお花を水に繋げてあります。

いつもは一輪なのですが、綺麗なお花がありますと、嬉しくなります。

本州では、花の便りが聞かれます。

梅、河津桜等々、北は北海道、南は沖縄、長い日本列島それぞれに春を楽しんでいます。

気長にそれを待ちましょう。

 

 

 


花便り

2014-03-02 10:24:59 | オアシス

近隣の山々は、どことなく険しさが薄らぎ、優しい佇まい

のように感じられます。

まだまだ寒い日が続いていますが、そこここに

春の気配があるようです。

お雛様を明日に控えて、お茶室は春一色です。

白、紅梅が床柱にあり、馥郁と香りを漂わせています。

今日のお菓子は、思わずニコニコしてしまいます。

一つは、右近の橘であります。

中の餡も、彩りよく仕立てています。

今一つは、左近の桜であります。

職人さんの技には目をみはるものがあります。

本州では、チラホラと桜の便りが聞かれるこの頃です。

まだまだ雪と縁が深い北の国では、お菓子で楽しい花便りを頂きました。

有名な神社さんには、右近の橘、左近の桜があります。

お雛様の飾りにも、それがあります。

美味しい季節のお菓子を頂き、お抹茶を頂き至福の時を楽しみました。

春はすぐそこです~~~~~