顔回の一期一会

時の徒然なるままに

初夏

2013-06-29 20:43:41 | 爽風

北海道神宮祭も終わり、明日は夏祓の茅の輪くぐりがあります。

半年の、お祓いを茅の輪をくぐり無病息災を感謝するとともに

これからの半年の無事を祈ります。

北海道神宮では、正門に茅の輪が用意され、善男善女がこれをくぐります。

明日は日曜日なので沢山の人々が、訪れることでしょう。

今日のお茶室は、お軸が変わり、渓声、喝堂御老師のお筆、画讃でありました。

 

 

このお軸を拝見すると、ようやく夏が訪れたと感じます。

お花は鵜籠に、7種類のお花が水に繋げてあります。

下野、ツボサンゴ、玉川ホトトギス、縞葦、破れ傘、春咲秀明菊、九蓋草、です。

 

 

お菓子は、紫陽花で季節を感じさせてくれます。

 

 

まったりしたお味で、お抹茶にはとても良く合います。

今一つ涼やかに、モミジの青葉を添えて、水羊羹です。

緑の色は、見た目にもよくて、爽やかです。

 

 

今が一番良い季節で、和花も種類が多くて、楽しむことができます。

お菓子も、いろいろ趣向を凝らし、日本人のお得意なおもてなしの心で

お客様を、お迎えします。

一時を、穏やかに、楽しく過ごせるよう心を配るのが、お茶の席です。

願わくは、いつも穏やかで、日々を送りたいと思いつつ過ごしております。

 


野の花

2013-06-26 22:21:21 | 花とアート

今場所を問わず、お花が満開です。

石狩のハマナスの丘へ出かけてきました。

赤、白のハマナスが風に揺らいでいます。

 

 

石狩の広大な野原に咲いています。

綺麗な色合いは、どれをみても優しげでした。

 

 

こちらは楚々として、凛としたものがあります。

 

少し海岸をくだると、浜昼顔も、あちらこちらに見受けられました。

朝顔と、錯覚をしそうです。(朝顔科)

これもまた、風情があり大好きなお花です。

 

 

さらに海岸を下り、サンドアートの見物です。

一晩で崩れ去るものもあるようです。

そのうち比較的原型を保っているものを、写してきました。

 

 

乙女?思わずニンマリ、これが砂かしら????

風が少しありましたが、もう若い方たちは、何組も海辺で遊んでいました。

これからが本番の海の季節です。

野原に咲くお花の数々、ドライブしながら楽しんできました。


花催

2013-06-15 19:31:10 | 好日

北海道神宮祭が、はじまりました。

ようやく、夏の訪れです。

お茶室のお花も、趣が違ってきます。

鵜籠に、和花(鳥脚シヨウマ、丁子、忍冬、卯の花、羽衣草、)など。

 

 

本州は梅雨??、それにちなみお菓子が楽しみです。

にわたずみ(雨が降って、俄かに溜り流れる水)と銘がついてあります。

(蛇の目傘)

お菓子は、銘で言葉と季節を楽しみます。

 

 

近くの公園へ、出かけてみました。

青い空に、藤の花がそれは見事に咲き誇っていました。

 

 

藤棚の下から見えるのも、趣があります。

 

 

お花を鑑賞して,怒る方はいません。

それだけ、自然は偉大です。

 

 

優しい気持ちを、頂きました。

今の時が、とても愛おしく、感謝の一言につきます。

 

 


万緑

2013-06-10 11:00:45 | オアシス

北の国は、毎日晴天で、北海道大学の構内にお邪魔しました。

学園祭の最終日にぶつかり、人人人で、所々良い匂いが漂っています。

大学の顔でしょう。 クラーク先生の銅像です。木漏れ日の下、とても涼しそうです。

 

 

そのすぐ後ろには、小さな頃から自転車で遊びに来ていた、清流があります。

手を浸すと、とても冷たく心地良いものがありました。

小さな子供たちも、冷たい冷たいと言いながら、水遊びをしていました。

 

 

小川が続き、構内を優しく流れてゆきます。

大きな木が多くて、木漏れ日の下家族連れが散策しています。

広い構内なので、大人も子供も楽しめますね。

 

 

池もあり、噴水もあり、青い空、木々が影をおとしています。

 

 

秋になると、見事な銀杏並木は、静かにその佇まいを保っていました。

 

 

構内は何処にいても、緑一色、初夏を満喫できます。

このように広いキャンパスを持つ大学は、ここだけのようです。

道産子としては、嬉しいことです。

子々孫々受け継がれていくことでしょう。

 

先週の和菓子は、初夏に相応しく、一つは朝露です。

練り切りの葉の上に透明な雫が二つ乗っています(写真では見ずらいかもしれません)

職人さんの業に、脱帽です。

 

 

今一つは、外郎仕立てで水無月、器も涼しげにあります。

 

 

今が一番過ごしやすく、梅雨がない北の国の初夏であります。

四季がはっきりしている北国、一時を存分に楽しみたい、と思います。

 

 

 


寄り道

2013-06-06 15:05:11 | 昔々

いつも出かける図書館への、高架下の道。

 

 

白い桜が、やや恥ずかしげに咲いています。

 

 

図書館の向側に、札幌の開拓に欠かせない屯田兵の本部がありました。

 

 

 

 

初めて足を踏み入れました。

お役人のお洋服等沢山の物、かなり古い物が展示されています。

 

 

右側には、招魂碑があります。

その向側は、神社になっていました。

 

いまでこそ百万都市へと、発展しましたが

この寒さが厳しく、原生林ばかりの土地に、開拓に入られた、

先人のご苦労は並大抵では、なかったでしょう。

帰りの道すがら、花の咲き乱れる路地が愛しく感じられます。

 

 

マンションの庭先の藤棚は、満開でした。

 

 

亜麻の花??も優しげです。

昔はこれで、繊維を取り、染め上げて丈夫な衣服、生活必需品に

仕立て上げたのでしょう。

 

 

あちらこちらの、花々で色々な事を考えさせられた午後でした。