本日は二十四節気の白露であります。
初秋のころ、露が白く結ばれる様を表しています。
今日は、穏やかなお天気で寒くもなく、暑くもなく過ごしやすい一日でした。
このまま雪が降らずに、と誰もが思うような一日でした。
本州では、台風の接近で雨、風による被害が、出始めています。
日本列島は、細長くて、地方によりずいぶんと条件が違います。
異常気象でしょうか、台風、風等随分と多いように思います。
できれば穏やかに秋の訪いが、感じられればと願います。
お茶室はもう秋です。
朴堂御老師のお筆で、昨夜一聲雁とあります。
お花もそろそろ秋めいてきました。
底紅芙蓉であります。
鵜籠に凛と、収まっています。
穏やかな一日には、夕映えがいちだんと綺麗になります。
地上のネオンも、チラホラと彩を添えています。
山の影に隠れた見事な夕映えであります。
時間が経るにつれて、その色が濃くなります。
穏やかな一日の終焉です。
草木も、虫も皆眠りに入ります(いえいえ虫達はこれから、合唱を聴かせてくれます)
コオロギ、鈴虫等耳を澄ませば、あちらこちらの叢から、声が聴こえてきます。
建物の周りは、芝生が取り囲んでいますので、その声を聴くと、秋を感じます。
しばし優しい気分で、時を過ごす事ができるでしょう。