顔回の一期一会

時の徒然なるままに

行法

2014-11-25 15:01:30 | 癒し

11月に入りました。

お茶の世界は、お正月となります。

八十八夜にお茶を摘み、行程を経て茶壺に収めます。

「壺中日月長」 お軸にありますように、壺の中で、摘み取ったお茶が

熟成されます。

 

 

玄道御老師の、お筆であります。

11月に入るとこのお軸がかかります。

新茶を、ご用意できました。 ということでしょうか。

新茶が詰められたお茶壺です。

これから来年の10月まで使用します。

 

 

まだ、網に包まれております。

そのあと懐石料理等が終わり、新しいお茶にて、一服戴きます。

 

 

お茶壺の口切が終わった後は、長緒、乳緒で綺麗に結ばれます。

正面より、真、行、草、に結んであります。

子孫繁栄の、亥の子もち等を戴きます。

お茶花も、おめでたに相応しく、吉祥草であります。

 

 

色々な意味合いを持つ茶道の心。

少しでも理解するように、日々研鑽と修行を積みたいと思います。

暦も残すところ、あと一枚になりました。

体調管理をして、穏やかに過ごしたいものです。

 

 


雪まろげ

2014-11-16 20:17:55 | 静寂

マンションの生垣を、有志の人達で冬囲いです。

風も強く、とても寒い日でした。

今年は立派な竹で、雪に負けないような冬囲いです。

 

 

風のいたずらでしょう。

落ち葉の、芸術です。

 

 

冬囲いの終わった翌日、ビックリです。

一夜にして、様変わりです。

綿あめのような雪が、ふわりと優しく降り積もっていました。

 

 

冬シーズン到来の、洗礼です。

北国には珍しく、湿った雪です。

車も通り道も、真っ白、とても綺麗です。

 

 

生垣に、枝に汚れを隠すかのように、降りました。

それでも次の日には、ほとんど消えてしまいました。

根雪になるのには、まだ時間がかかりそうです。

それまでは、来たるべき寒さに備えて、心の準備をいたしましょう。

 


初冬の彩

2014-11-03 10:18:12 | 癒し

曇天です。

風も強くて、肌寒い日です。

北大の銀杏並木も葉が落ちて、銀杏が其処ここに沢山落ちています。

紅葉も終わろうとしています。

 

 

ビルの谷間の、オアシスであります。

ここも北大の片隅で、レストランがあります。

お天気の良い日には、テラスでお食事をとることもできます。

 

友人のお宅のお庭の、紅葉です。

 

 

朱赤に染まり、最後の饗宴です。

 

 

ハッとするほどの緋色です。

 

お茶室も、炉が開かれて、冬を迎えました。

お茶花も、それなりに紅葉です。

嵯峨菊、沙羅双樹の照葉が、顔回の花入れに鎮座しています。

照葉を拝見すると、季節をいっそうに感じられます。

 

同じ日に、別のお席のお花です。

田子の浦椿、山法師の照葉が高取七宝繋ぎの花入れに、水に繋げてあります。

 

 

木枯らしが吹き、カサコソと落ち葉が走ります。

やがて白一色の世界が、訪れます。

四季折々の風情を愛でて、過ごしましょう。

その過程が、楽しみでもあります。