11月に入りました。
お茶の世界は、お正月となります。
八十八夜にお茶を摘み、行程を経て茶壺に収めます。
「壺中日月長」 お軸にありますように、壺の中で、摘み取ったお茶が
熟成されます。
玄道御老師の、お筆であります。
11月に入るとこのお軸がかかります。
新茶を、ご用意できました。 ということでしょうか。
新茶が詰められたお茶壺です。
これから来年の10月まで使用します。
まだ、網に包まれております。
そのあと懐石料理等が終わり、新しいお茶にて、一服戴きます。
お茶壺の口切が終わった後は、長緒、乳緒で綺麗に結ばれます。
正面より、真、行、草、に結んであります。
子孫繁栄の、亥の子もち等を戴きます。
お茶花も、おめでたに相応しく、吉祥草であります。
色々な意味合いを持つ茶道の心。
少しでも理解するように、日々研鑽と修行を積みたいと思います。
暦も残すところ、あと一枚になりました。
体調管理をして、穏やかに過ごしたいものです。